「玉磨き」-ノンフィクション。。。ではありません

【読んだきっかけ】
職業コーナーにたまたまあった本ですが。。。
これ、誰かがわざと置いたのか、間違えたのか。。。

「玉磨き」
三崎亜記。幻冬舎。2013

【内容】
ルポライターとして働いてきた「私」が、20年目の節目を迎え「見逃してしまったこと・過ぎ去ってしまったもの」を、忘れ去られようとしている技術や出来事に焦点を当て取材した結果を記録。。。
する形式をとったフィクション、小説です。

収められているのは6つの短編。
「玉磨き」
とある集落に伝わる伝統産業(と言えるかどうかもわからない技術)の最後にのこった担い手である高橋家の話。彼が、伝える玉磨きはどんな技術であり、どんな意味があるのだろうか。。

「只見通観株式会社」
通勤用観覧車の企画設計から運行までを行う只見通観株式会社。社長は、なぜ通勤用観覧車の設置を考えたのか。そこには通勤の自律化だけに終わらない、もっと別の意図があるのではないか。。

「新坂町商店街組合」
正体不明、いきなり現れる「海」とよばれる水底に沈んだ町の生き残りで、たった一人でもうなくなった町の商店街組合を守り続ける組合長。彼の思いは何に対する思いなのか。。

他に「古川世代」「ガミ追い」「分業」が収録。

【感想】
ノンフィクション的なフィクションという体裁もありますが、非常に不思議な感じな読後感が残りました。

そして、この作品が2011年以降の作品だなぁと一番感じたのが「新坂町商店街組合」。海が示すのは、津波なのか放射能なのか。。。
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「玉磨き」三崎亜記

なんのために、その仕事を続けているのか。 三崎亜紀の想像力が拓く、新境地にして真骨頂。 ルポライターとして働いてきた「私」は、20年の節目を迎え、請け負い仕事をこなす中で「見逃してしまったこと」「過ぎ去ってしまったもの」を、あらためて取材して回った。細々と継承された伝統工芸、埋もれようとしている技術、忘れ去られようとしている出来事……。消え去るものと受け継がれてゆくものがある。それを...

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