『通し矢列伝』(メイツ出版)

江戸時代、京都三十三間堂を中心に行われた通し矢の実像を、そこに命をかけた武士達の姿や藩の方針などから書く。
また、弓が戦いにおいてどう使われたかを、赤穂四十七士の中にいた早水藤左衛門と討ち入りの実態から考察する。

高柳憲昭 『京都三十三間堂 通し矢列伝 弓道の心と歴史を紐解く』 メイツ出版。2017

第1章 通し矢は不朽の美であった
通し矢が江戸期において武士の出世の道として、また、藩の名を上げる手段として文化の華となったことをまとめる

第2章 通し矢列伝1 江戸期に「通し矢」に挑んだ名人たち
江戸初期の通し矢の名人として、吉田大内蔵(長時間の通し矢を可能にするために、銅版入りの弽を発明)・杉山三右衛門(紀州から尾張に移り、後に名人星野を育てる)の2人を取り上げ、その業績をまとめる

第3章 通し矢列伝2 藩の名誉と命を賭けて挑んだ名人たち
庄内藩の弓術への取り組みと、そこから生まれた名人、高山八右衛門
通し矢に力を注いだ尾州で生まれた名人、長屋六左衛門忠重とその工夫(角入りの弽、伝書の作成)・業績

第4章 通し矢列伝3 武士道に生きた永遠のライバル
通し矢の歴史でも名高い、星野勘左衛門茂則と和佐大八郎について詳しくまとめる。
弓の名人でもあり人格者でもあった星野、そして日本一となりながら後にいわれのない罪により苦しんだ和佐が、対照的に書かれる。

第5章 通し矢列伝4 歴史を駆け抜けた弓の名人たち
赤穂四十七士にいた弓の名人早水と、討ち入りでの弓の活躍(そして、吉良邸の弓矢を先に不能にした戦略)などが詳しくかかれ、戦闘における弓の有効性が示される

第6章 通し矢列伝5 近代から現代にかけて通し矢に挑んだ名人たち
明治~昭和にかけて通し矢に挑んだ名人と、彼を取り巻く人々の支援が書かれる 
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