9月に読んだ本(2冊)

9月に読んだ本から2冊。ジャンルは社会学と医学、かな。

大月敏雄 『町を住みこなす 超高齢社会の居場所づくり』。岩波新書。2017。

町のなかで人々の住居の移動は、通常考えられているよりも意外でかつ柔軟なものであることを事例から示す。
著者は建築・住宅地計画の専門家であり、共同住宅内での世代間同居(親子や三世代が、同じ共同住宅内にそれぞれ部屋を借りたりしてごく近くに住む)に見られる近居、同じ町内や同じニュータウン内での引越しが、それぞれの家族にとって合理的であることも示される。

著者がポイントとして考えるのは、住民の多様性が町を存続させることであり、そのためには居住地(住居、空間など)の多様性をどう確保するかということ。それが被災地の仮設住宅設計に活かされ、また超高齢化社会での町のあり方に必要な要素ということが示される。

ポール・デイヴィッド(著)、三木直子(訳) 『不安神経症・パニック障害が昨日より少し良くなる本』 晶文社。2017

10年間の不安神経症から回復した著者が、同じ症状に苦しむ人達に向けて書いた本。
筆者の書くポイントは以下のとおり。
・回復したいという考えに重点を置くのではなく、不安と共存し、不安を受け入れ感じる

・不安を受け入れることで、不安の影響力が徐々に消える。その中で、自分が不安を感じる場面などに積極的に立ち向かいながら、自分自身のコントロールを取り戻す

・情報集めから一歩身を引き、特効薬がなくすぐに治るものでもないことを受け入れ、不安の居場所をつくってあげる
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テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

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