『犯罪「事前」捜査』(角川新書)

犯罪捜査の変化を知っておくことがまず必要。

一田和樹、江添佳代子『犯罪「事前」捜査 知られざる米国警察当局の技術』。角川新書。2017

世界の操作の趨勢は、テロの拡大への対策として、事後から事前捜査に流れが変わった。
その動きはアメリカなど大国で見られ、特にアメリカではFBIが事前捜査の最先端を走っている。
本書は、アメリカで警察当局や関係する民間企業などが、どのような技術を用いて事前捜査を進めているかを追う。

・ボルチモア暴動における、民間企業のSNS分析技術と当局への売り込み
・FBIによるドローンや犯罪者のデータベース化
といった、受け身の事前捜査に始まり、

・スティングレイと呼ばれる、携帯基地局に成りすまし盗聴や追跡を行う装置
・ガバメントマルウェアによる盗聴
・プレイペン事件に見られる、個人のPCへ無差別な捜査を可能とする法的な変更
まで書かれる。

日本においては、独自の考えも技術もなく、そこまでの事前捜査が進んでないが、アメリカに利用され(特定秘密保護法)、バランサーとなる市民団体などが存在しない中で、今後どのように利用されていくかが見えないことが、最後に書かれる。
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テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

tag : 犯罪「事前」捜査

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