『徳田秋声全集〈第18巻〉』(八木書店)

『戦争を読む』(http://honnohon.blog137.fc2.com/blog-entry-1860.html)で取り上げられていた作品。

『徳田秋声全集(第18巻)』。八木書店。2000

この中から、『戦争を読む』に取り上げられていた「勲章」「戦時風景」を読んだ。
両作品とも、戦時中の作品でありながら。。。日常風景であり、家族や人間の心情を書いた作品。
そこには、戦時中であっても戦争の悲惨さなどはほとんど意識されない。
戦争が起きている、召集され人がいなくなっている、といったことも書かれているが、しかし、空襲が始まったり直接的な攻撃を受けない日常はきっとこんな風に過ぎていくのだろう(それがよいとか悪いとかではなく)。

だからこそ、急に召集され(嵌められたかもしれないという疑いの中)、電車に乗って見送られるときに初めて

「畜生、行けない奴は陽気でゐやがる。」

という言葉が印象に残る。
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