『超一極集中社会アメリカの暴走』(新潮社)

8月に読んだ本。アメリカの姿は世界のこれからでもあり。。。
小林由美『超一極集中社会アメリカの暴走』。新潮社。2017


honnohon

アメリカにおける格差が、急速な技術進歩やグローバル化より生じ、急激に広まっている状況を分析する。
7章まで書かれた変化が、8章で18に整理されるので、それを要約。
1.今の時代の特徴は、高速広範囲な技術進歩(の暴走)
08-29 19:12


2.1.を推進するのはコンピュータの進歩と膨大なデータによる情報革命
3.情報が生産財となり、収集解析されることが技術進歩の基となる
4.3.の反面、物理的な設備投資が世界的に減少
5.情報のプラットフォームは公共財的な性格を持つが、作った人の私有財産であり、独占的利益が集中する
08-29 19:16


6.技術進歩は人間の労働を除去する方向に進み、結果中間層の所得を下げ消費を停滞させる
7.アメリカの規制緩和は独占・寡占市場を増やし、企業利益を高めている
8.情報処理システムは規模の経済を実現しやすく、結果市場の独占・寡占を進め、コスト低下の恩恵はトップ企業に集中する
08-29 19:19


9.資源節約につながる技術革新が、既存産業の需要低下を産む
10.需要不足に対する金融緩和は、資産価格上昇などで、より富の集中を加速させる
11.変化の速さが大多数の人と社会の対応遅れにつながる
12.1一11が富の極端な集中ーアメリカでは0.1対残りーの構図をつくる
08-29 19:22


13.需要増は、人間の労働を取り除けず、かつ価格判断が難しい医療や教育分野にある
14.情報資産を持つアントレプレナーは、事業成長のみ関心を持ち、社会には目を向けない
15.社会の流れを感じる人は、流れに乗ろうとするのに手一杯
16.格差拡大は財政悪化を生みインフラ投資を妨げる
08-29 19:25


17.社会問題への抵抗は、監視の強化、資金力の差などから難しく、金権的な政治体制が続く
18.情報の真偽がわかりにくくなり、個人情報の把握は個々人の極端な思考を加速させ、社会全体での合理的な対策は取られないこのようなアメリカが自律的になることは期待できない
08-29 19:28

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