『人生を変える勇気 踏み出せない時のアドラー心理学』(中公新書ラクレ)

昨年位からか、アドラー心理学と言う言葉をよく聞く。
本書は、アドラー心理学の研究者である著者が、様々な年代・ジャンルについての人生に関する88の悩みを、アドラー心理学の視点から考察し解決策をアドバイスする。

岸見 一郎『人生を変える勇気 踏み出せない時のアドラー心理学』。中公新書ラクレ。

はじめに、で、自分を好きになれない人について、その原因を求めてもなにもならず、「劣等コンプレックス」(理由を持ち出し自分の課題から逃げようとする)からの脱却として「これから何をしたいのか」を対人関係の改善に努めることを突破口とすることが提唱される。
1、2部の人生の悩みについてのアドバイスも、基本的にはこの提唱に沿って行われる。

アドバイスの内容としては最終的には下記のようなところになっていく。

・自分の人生を生きるためには自分で決めなくてはいけない。自分でその選択の責任を引き受ける。
・決めるのは今
・結果が思い通りにならなくても、自分で変える事ができることが生きることの価値
・可能性に生きず、現実を生きる

・大人になるということは①自分で決める、②自分の価値を自分で決める、③自己中心的な考えから脱却する(他人は自分の期待のために生きているわけではない)

・自分の思いを主張してよい。他人に対して断るのは理由はいらない(相手に期待を持たせてしまうだけ)
・対人関係は不変ではない
・人からの良い悪いの評価で、自分自身の価値がかわるわけではない(他人がするのは他人からの評価のみ)
・人からの言葉で大切なのは誰が言っているではなく、何が言われているか

多分、こういった考えを受け入れられる人には、その人自身がもう既に似たようなことを考えていて、その支持付けや強化に繋がるのかなぁと思いながら読んだ。
あくまで人生相談的な中で、アドラー心理学が道具的に使われているだけなので、そもそもアドラー心理学とはどういったものかを知りたい場合には別の本を読まなくてはかなぁ。
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テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

tag : 人生を変える勇気 踏み出せない時のアドラー心理学

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