『音の表現辞典』(東京堂出版)

8月に読んだ本。
言語学者である著者が集めた文例を豊富に使いながら、日本語における「音」が文字でどう表現されているかを幅広く示す。
音、オノマトペの世界が広がる本。

中村明『音の表現辞典』。東京堂出版。2017

声、口調。生物や無生物が発する様々な音。
多数の文学作品から、それらの音がどのように表現されているかを抽出し、多様さを垣間見せてくれる。

最初は音声として、主に声の表現を、漢字一言で示した後に文例から追っていく。

大…雷やハンマーに例えられたり、触覚的な爪を立ててという表現、爆発や鐘、蛙…そんな風に大きな声が書かれている。
小…蚊の鳴く、声と言えないような声、髭の間から発したような、など小ささが様々な表現で描かれる

…こういった形で実に92の漢字一文字で示される内容が、たった1つの声というものに対して書かれる。

その後は口調。
そして音響では人の体や動作、動物それぞれの音、モノや現象へと音の表現が広がる。

まさにタイトルどおり、音の表現辞典。
本の中に出てくる様々な文学作品の表現の仕方に、紹介されている文学作品の読み比べもしたくなる。
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