『レジリエンス ビルディング』(英治出版)

7月に読んだ本。

ピースマインド・イープ株式会社『レジリエンス ビルディング 「変化に強い」人と組織のつくり方』。英治出版。2014

変化に強い社員と組織、それは打たれ強さや折れないではなく、しなやかな「回復力」=レジリエンスを持つことで初めて実現可能となる。本書は、そんなレジリエンスをどう組織に浸透させ、働く人に習得させるかを概観する。

レジリエンス研究は、不安定な家庭に生まれた子供達の成長において、
・適応能力のある大人とポジティブな関係を持つ
・学ぶ力があり、問題解決能力がある
・人との絆を持てる
・自他共に認める能力や自信を持てる部分がある
子どもは幸せな成長を果たしているという心理学研究から始まった。ここで、回復力について考察されるようになった。

その後、ポジティブ心理学や物質工学におけるレジリエンス・エンジニアリング(何かが起きた時の反応、状況モニター、将来の予測、過去からの学習)、生態学的レジリエンス(安定領域内での生態系撹乱から戻る力)などから、「レジリエンス」という考え方が広まっていった。

レジリエンスはトレーニングによって習得できる部分もあり、その要素として次の6つがある。
1.信念
2.人間関係
3.考え方
4.専念する力
5.自己コントロール
6.良い習慣
個人のこれらの要素のバランスを計測し、弱い部分をコーチングなどで変化させていくことができる。

組織のレジリエンスを高めるには、組織全体としてステップを追って進めることが重要であり、例えば以下のような導入ステップがある。
1.体制づくり-トップのコミットメントと専任者(チーム)の設定
2.指標を決める-ストレス、モチベーション、ハラスメント
3.調査とフィードバックの仕組みを導入-平均と比べての指標の数値は即時フィードバック
4.調査結果の分析と課題の優先順位を決める-組織として必要な課題を、モチベーションへの影響度と平均値との差から検討
5.アクションプランを立てる-現場を巻き込む
6.レジリエンスの訓練をする
7.PDCAを回す-年次などで継続的に調査、分析、アクションプラン立案・実施を行う

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テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

tag : レジリエンス ビルディング

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