『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ』(新潮社)

7月に読んだ本。やや挑発的なタイトル、でも読み終わった後は「鳥が嫌いじゃないでしょ・・・てか、好きじゃん?」かもしれません。

川上 和人。『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ』。新潮社。2017

鳥類学者である著者の月刊誌への連載をまとめたもの。
鳥類学者の生態と、鳥類学の世界を垣間見ることができる。

鳥類学者は世間一般にはあまり多く生息していない(はじめに、によると日本では1000人を超える程度)。
このため、一般の人々はなかなか鳥類学者を生で見たり知ることはできない。
しかし、本書を読めば鳥類学者の生態を知ることができる。

鳥の研究のため、離島へ絶壁・落石・火山活動といった危険を乗り越えて何度も向かい、時に耳の中に虫が入ってのたうち回る。
離島でカールを食べつくす。
新種の鳥を発見しても、日々の忙しさから論文を書かなかったために先を越されて悔しがる。
鳥の死体を手にいれて、骨格標本を作ることに楽しみを覚え、微量の血肉からDNA分析をし、その種類を調べる。
世間一般でのある鳥の評価に対し、学術的な観点から憤りを感じ、月刊誌で細々とその理不尽さについて訴える。
リアル・キョロちゃんを妄想する。

。。。いや、こんな話がメインではありませんが、こんな話が溢れている鳥エッセイです。多分。
あこがれませんが、こんな知り合いがほしいなぁと思えるのは、鳥類学者が魅力的なのか、著者のお人柄なのか。
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