『イシューからはじめよ』(英治出版)

6月に読んだ本。
課題解決にあたって、まず何を考え、どんな準備をしなくてはいけないか。
ここがなんとなく適当に、であるが故に様々なことが解決できない。
課題解決というが、そもそも「何に答えをだすべきなのか」が重要である。ということを強く示す本。

安宅和人。『イシューからはじめよ 知的生産の「シンプルな本質」』。英治出版。2010

著者が一番書きたいことは、はじめに、に書かれている2つのことかもしれない。

・「何に答えをだすべきなのか」についてブレることなく活動に取り組むことがカギ

・悩む(答えが出ないことを前提に考えるフリをする)のではなく、考える(答えが出るという前提のもと建設的に考えを組み立てる)

本書は、主に1つめのポイントについて、考え方と方法を具体的に示す(考え方の部分が2つめのポイント、悩むことに時間を割かないにも繋がる)。

序章は、1つめのポイントについて、なぜこの考え方が必要かが示される。

生産性の高い仕事とは、「バリューのある仕事」であり、それは「イシュー度(自分のおかれた局面で決着のついていない問題=イシューに答えを出すことの必要性が高い)と「解の質」(イシューに対する明確な答え)」が共に高い仕事である。

どうしても、イシュー度が低い問題に対して大量の仕事をしてしまう(犬の道)が、そうではなく「イシュー度を上げる」(高い問題に絞る)ことこそが重要と著者は強調する。

イシュー度を上げるためのアプローチとして、
1.イシュードリブン(イシューの見極め)
2.仮説ドリブン①(イシューを解決可能なところまで小さく砕いていき、それに基づきストーリーの整理)
3.仮説ドリブン②(ストーリー検証に必要なアウトプットのイメージを描き、分析を設計)
4.アウトプットドリブン(ストーリーを踏まえつつ、段取りよく検証)
5.メッセージドリブン(論拠と構造を磨き、報告)
という流れで本書は進められる。

イシューの見極めとして、それがよいイシューかどうかは
①本質的な選択肢か(今答えを出す必要があるか)
②深い仮説があるか(常識を否定、新しい構造-共通性・関係性・グルーピング・ルール)
③答えを出せる
の3つの条件がある。

何がイシューかを見極めるために、一次情報に触れること、基本情報をざっと調べること(数字、問題意識、フレームワーク)、集めすぎないといったことが重要であるが、それでもイシューがわからないときは
・変数を削る
・視覚化する
・最終形からたどる
・So Whatを繰りかえす
・極端な事例を考える
といったアプローチを使うことで、見つけることができる。

2章以降は前述の仮説ドリブン以降の具体的なやり方が示される。
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