『介護殺人』(新潮社)

4月に読んだ本。

毎日新聞大阪社会部取材班 『介護殺人 追い詰められた家族の告白』。新潮社。2016

彼らはなぜそんなにまで苦労して介護をしてきた家族を殺めてしまったのか。
介護殺人-介護苦により、家族を殺めてしまった-事件の発生数は急増している。
本書は毎日新聞社会部が特集として、介護・介護殺人に関わる人々へ取材を行い、その中で見えてきた介護の問題を挙げる。

個々の事例については、本書を読んでもらうのが一番かと。
ここには、介護のため、様々な苦労をし。。。そして、彼らが何らかの理由で絶望の淵に立ち、介護をしてきた家族を手にかけてしまう事例が、いくつもいくつも示されている。

そこに共通して出てくるのが、介護者の心労が不眠として表れることが多いということ(うつによる不眠なのか、不眠がうつ状態をすすめていくのか。。)。
そして、介護者がうまく公共機関や他者に頼ることができず、介護者を支えるような社会的な仕組みがあまりにも不十分なこともあり、自ら全てを背負い込んで自らを憔悴させていく姿。

本書では最終章で、そんな介護者への支援についてレスパイトケア(介護の小休止)を与えるための制度がほとんどないことに絶望しながら、介護の手続きや介護者同士のつながり(5章)も紹介する。
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テーマ : オススメの本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

tag : 介護殺人

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