『家族と迎える「平穏死」』(廣済堂出版)

石飛幸三『家族と迎える「平穏死」』。廣済堂出版。2014。

NHKスペシャル『老衰死』で取材を受けた芦花ホームの常勤医である著者が、ホームの現場の声から介護と看取りを考え、本人と家族の死の受け入れのために必要なことを書く。

老化や認知などは、まず受け入れ、そして一人だけでなく様々な人の支援を得ながら介護をしていかないと、家族が疲弊してしまうことをまず述べる。
その上で、何のために本人に様々な延命的な治療を行うのかを考え、本人の意思を尊重して欲しいと書く。
家族の願いだけでなく、本人の気持ちやリズム、体力に沿った介護をしながら、いかに今の状態で気持ちよくなってもらうかを大事なことと述べる。

高齢者は入院によりかえって身体の調子を悪くしてしまうことが多々ある。そこに、無理に栄養や水分を送るのではなく、身体にあった量を送るのがよいというのが著者の考え。数値にとらわれずゆっくり、欲しがるぶんだけを食べてもらうという寄り添い方が必要となる。

救急と延命の区分けは難しく、また同じ家族でも人により選択が異なる。だからこそ、死・別れを受け入れるプロセスが重要になってくる。常に本人が主人公ということを思い、また本人もハラを決めることが家族が迷わない方向づけとなる。
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テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

tag : 家族と迎える平穏死

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