『ヤンキーの虎』(東洋経済新報社)

honnohon

藤野英人『ヤンキーの虎 新・ジモト経済の支配者たち』。東洋経済新報社。2016。

地方で成功する経営者たち。彼らは、リスクをとることをためらわず、貪欲にビジネスを広げている。
そんな彼らに興味を持ち、何が彼らの成功をもたらしたか、そしてその未来がどうなるかを分析した本。
03-11 05:50

著者は
「地方を本拠地にしていて、地方でミニコングロマリット化している、地方土着の企業。あるいは企業家」を「ヤンキーの虎」と呼び、衰退しつつある地方経済で、地銀や信用金庫の優良な融資先となり、また地方で珍しいリスクテイカーとして動き、地縁血縁を活かして活動を拡大していると見る。
03-11 05:50

ヤンキーの虎が生まれた背景として、
1、小泉革命で破壊された地方経済の中で多角化を考える企業家の出現
2、移動体通信の拡大期にそのビジネスで拡大
3、地方経済をそれまで支えた地元経営者の高齢化を踏み台
4、金融機関の融資先
5、彼ら自身の能力や特性
6、IT化
などがある。
03-11 05:51

ヤンキーの虎の実像としては、シンプルな原則、失敗したくないから情報にお金をかける、事業意欲・仲間意識・スポーティなどが特徴として挙げられる。
2章では、実例としてファーストグループ藤堂高明氏、丸和運輸機関和佐見勝氏が取り上げられ、地域密着と地域拡大、教育、などが書かれる
03-11 05:51

ヤンキーの虎の成功を著者の本業である投資家の視点から見ると、販売力の強さがある。人材は地縁血縁からまかない、地域密着を居場所ビジネスで実現し、本社コストを抑制、カリスマコンサルタントの支援を受けるなどがある。
03-11 05:52

しかし、地方経済の未来を考えると、2020年頃まではヤンキーの虎の拡大余地があるが、その後は急激な人口減少による消費減から、ヤンキーに虎同士の食い合いが始まると考えられる。
03-11 05:52

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