『美剣』『無我』五坪道場一手指南シリーズ

3月に読んだ本。
五坪道場一手指南シリーズから2冊。
牧秀彦『美剣』『無我』。講談社文庫。2010。


江戸の外れに小さな道場を構える若き道場主、日比野左内。
彼が教えるのはもっぱら少年達。剣は人殺しの道具にあらず、自らを磨き鍛えるものとして、明るく剣の道を教える。
しかし、時折、それぞれの切羽詰った事情からかの道場へ訪れ彼に縋る人へ教える剣はまったくの別物。その剣は、正義ではあるが、人を殺めるための剣。
そして、彼自身もまた、父親の仇を求めるのであった。その仇とは、兄。

『美剣』がシリーズ五作目、『無我』が六作目にして最終巻。
書き下ろしということもあってか、なんとなくシリーズ通しての展開が少し粗い気もしたが(最終巻で出てきた山田浅右衛門には、そういえば最初の頃関わりがあったが。。。いきなり最終巻にか、とか)、とりあえずシリーズ最後でまとまりがついたかな、と言う感じ。

設定で面白いと思ったのは、戸田流という少しマイナーではあるが特色ある流派を主人公の修める剣としたところ。
小太刀術として有名であるが、その稽古相手が大太刀を使ったという話(佐々木小次郎の伝)も活かしながら、大中小の太刀を話により使い分けていくと言う細かい設定であった。

日比野左内による新しいシリーズも始まっているようで(日比野左内一手指南)、こちらもボチボチ読んでいこうかなぁ。
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テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

tag : 『美剣』『無我』五坪道場一手指南

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