『人民元切り下げ 次のバブルが迫る』(東洋経済新報社)

1/16の週に読んだ本。

村田雅志 『人民元切り下げ 次のバブルが迫る』東洋経済新報社。2016。


中国経済を、内的・外的要因から考察し、人民元の切り下げとそれに伴うバブル発生の可能性を考える。

中国の資本流出は、習政権の経済政策を反映している。
AIIBを中心とする一帯一路構想、新常態という言葉に示す成長路線からの転換は、中国経済の成長期待を低下させ、中国への投資を縮小させた。また、習政権が進める反腐敗運動も不正蓄財の海外流出を生んでいる。

一方、今まで市場の動きと逆に元高を支えて来た政策も見直し、元安を容認しているように考えられる。
中国経済の成長鈍化に対し、ソフトランディング路線を取りつつ、人民元切り下げリスクが高まっている。

元安を加速させ得るトリガーとしては、
1.想定外の経済変動
2.アメリカ景気堅調によるドル高
3.アメリカ景気後退でも、中国輸出減少による元売り
4.南シナ海における軍事的緊張
5.中国政局の不安化
6.トランプ政権こ対中経済政策の動向
がある。

これらがきっかけで人民元の大幅な切り下げが生じた場合、中国経済の不安視に対し国際協調が必要となり、また日本経済の不安視に対する日本政府の財政出動も考えられる。
こうした中で、経済対策のために金融緩和が世界的に行われ、カネ余りの強化から、不動産屋コモディティの価格上昇(バブル)があり得ると著者は考える。
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