『アホノミクス完全崩壊に備えよ』(角川新書)

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浜矩子 『アホノミクス完全崩壊に備えよ』。角川新書。2016。

序章では、著者がこれまでの著者等で述べて来たことを簡単にまとめる。
マイナス金利が、消費拡大でなく経済の地下化含めた保有化を招いている。安倍政権の経済政策は富国のためで憲法改正の強兵と併せ過去への郷愁に基づく。
01-11 10:30

第1章はマイナス金利について検討する。
マイナス金利政策が、日銀の意図とは逆に現金の保有に繋がっているが、日銀の狙いは実際には別にあるのではないか。すなわち、国債金利のマイナス→政府がお金を借りやすくすることにあったのではないかと、著者は推測する。
01-11 10:41

第2章は、GDP600兆円という目標につき検証する。
名目3%台の成長率を前提とする必要があるが、ここ20年来の日本では実現困難な成長率である。達成手段として、インバウンドや地方創生が、さらに世界市場向けとして原発などインフラ、武器輸出が挙げられる事に、著者は危機感を持つ。
01-11 10:47

また、安部政権の政策に、政府が働きかけてのトリクルダウンの発想がある。
01-11 10:49

第3章では、同一労働同一賃金に焦点をあてる。
安部政権は、企業経営にも積極的に口を出す姿勢を見せている。この中で出て来た同一労働同一賃金は、企業側からの視点であり、低い水準へ引き寄せられかねないことを著者は危惧する。
01-11 10:52

第4章では、こうした安部政権や日銀の施策が、今後市場からどう拒絶される可能性があるかを3つのケースに分けて指摘する。
1.市場主導型による恐慌。これは、日銀の国債保有残高が日本経済規模を大きく上回ることで市場が日本経済から離れる、日銀の日本株大量保有が危険視される、等から起き得る
01-11 10:57

2.金融機関主導型の恐慌は、マイナス金利により金融機関経営が厳しくなり、金融機関の倒産が重なることから発生する。
3.海外主導型はグローバルな金融環境変化によるものでの発生。いずれにせよ、日本経済は1〜3章で取り上げた政策により歪んだ形になって、これらの恐慌を加速させる。
01-11 11:00

著者が終章で考えるランディングシナリオは暗い。強権発動による統制経済(預金の国債化など)をも考える。
01-11 11:03

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ジャンル : 本・雑誌

tag : アホノミクス完全崩壊に備えよ

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