12/26の週に読んだ本(2冊)

12/26の週に読んだ本から2冊。

小松英彦(編) 『質感の科学 知覚・認知メカニズムと分析・表現の技術』。朝倉書店。2016

質感はモノの性質としてあるのか、それを捉える人間のココロの中にあるものか。
物の性質と物の質感は別物であり、外界の事物の性質が感覚情報をもとに脳で解釈されて心の中の質感となる、という質感とは何かから始まり、それぞれを分析する様々な学問・アプローチ(心理学、工学、脳科学。。。)により、質感とは何かを学術的に考察する。視覚的な面からの質感の捉え方が中心的に分析されているが、そこに触覚・聴覚などの複合的な要素が加わり質感の認知に影響を与えるなど、多面的な見方が提示されている。

長谷川一彌 『なぜ若者は優先順位がつけられないのか?』。学研新書(062)。2013

若者に多く見られる優先順位がつけられないという現象がどこから来たか、どういうタイプがあり、それぞれどういった対処法があるかをまとめる。
優先順位がつけられなくなった理由を、経験や知識がうまく統合されない(著者はジャンクションができないと表現)ためであり、日常的に多様性のあるコミュニケーションがなく、また周囲の環境・大人が誤った価値観から若者にジャンクションを作るような考え方をさせていないと著者は考える。
そういった若者を著者は6つのタイプに分類し、対処法を考える。
1.疲労困憊型(心身の疲弊から決められない)
 ->休養等で心身の疲労から回復させることがなにより重要
2.意識散漫型(緊張等で誤った順位をつける)
 ->メモに書き出し、納期等を決めて実施
3.価値観変化型(基準が一定しない)
 ->役割を明確に与える
4.他者依存型(否定され続けたことで判断を避ける)
 ->自分でできる簡単なことから意識的に行わせて自信を培う
5.ストレス発散型(ストレスから逃れるため過度に集中)
 ->ストレスの原因を見つけ、ストレスをマネジメントする(呼吸法等)
6.無知型(経験値が少なく判断できない)
 ->チェックの視点を明確にするなど

後半は物事を効率的に進めるために必要な集中力と、そのために優先順位をどう使うかについて。
ここにおいても前述のタイプ別に、どう優先順位をつけて活用するかが書かれる。
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テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

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