『"ひとり出版社"という働きかた』(河出書房新社)

12/22の週に読んだ本。
西山雅子(編) 『"ひとり出版社"という働きかた』。河出書房新社。2015

数年前からなんとなく聞くようになった言葉である「ひとり出版社」。
本書は出版業界(大手児童書出版社等)にて10年以上働いた著者がフリーランスとなり編集したもの。
本という特殊な商品を扱う業界のなかで、「ひとり出版社」を営む人々は、何を伝えようとしどのように実現しているのか。

小さい書房、土曜社、里山社、港の人、ミシマ社、赤々舎、サウダージ・ブックス、ゆめある社、ミルブックス、タバブックスといった日とり出版社を立ち上げている人々の声を集め、その実情をある意味生々しく伝えている。

それぞれの出版社を立ち上げた方が、自分の思っている本を出版されていることは、各社の章で紹介されている本からもなんとなく感じられる。出版した本についてわが子のように語る文も多い(内容、装丁、著者への思い、自分自身との関わり。。)。

そして、同時に多くの方が語っているのが、出版で生活できるのかどうかということ。
生活を成り立たせるために何冊程度どの程度売れることが必要なのか、他の収入源も持つべきではないか、ひとりで始めたからこそ人とのつながりが必要となる部分(取次ぎや書店との関係)。
そこには、理想や夢だけでなく、いかに自分の伝えたいことを「実際に」伝えるかの現実を読むことができる。

この本を読み終わる頃には、最近記録し始めた読みたい本リストが20行くらい増えていた。
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ジャンル : 本・雑誌

tag : "ひとり出版社"という働きかた

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