『プリズン・ブック・クラブ』(紀伊國屋書店)

11/28の週に読んだ本。
『プリズン・ブック・クラブ コリンズ・ベイ刑務所読書会の一年』
アン・ウォームズリー(著)、向井和美(訳)。紀伊国屋書店。2016

カナダのジャーナリストである著者が、2011年から1年間、カナダにある刑務所(コリンズ・ベイ刑務所、そしてコリンズ・ベイの読書会メンバが移ったビーバーリーク刑務所)で行われている読書会に参加した経験を書いた本。

著者は強盗被害にあったことがあり、犯罪者や刑務所に対して恐怖感を持つ。
にも関わらず、というか、だからこそなのか、刑務所での読書会運営のボランティアに誘われ、悩んだものの参加を申しでる。

読書会で出会った囚人でもあるメンバーたち(フランク、グレアム、ドレッド、ベン、ガストン、ピーター、ドク。。。)は、真剣に読書を楽しみ、そして読書によって人生を変えつつある人々であった。


読書好き、本好きな人にはぜひ読んで欲しい一冊。

読書会そのものの内容(本の内容に対して、囚人であるメンバーが見せるはっとするような分析、アンの仲間で読書会を活発に展開するキャロルによる読書会の進め方、とりあげられる本。。。)も一つ一つの回が興味深い。

それだけでなく、読書によって囚人メンバそれぞれが、自分の時間・自分自身を保ち・作り、そしてそれを他者へ広めようとする姿に、本ってこんなにすごいんだ(当然万能ではないけど)という思いをもった。

巻末のブックリスト、読んでみたい本が多すぎて困る(邦訳ないのも多い)。

多分、自分のなかでは今年読んだ本のなかで最も印象に残った本だし、今まで読んできた本の中でもベスト3に入るかも(うーん、色川武大『うらおもて人生録』と永井均氏の著作から1冊と、この本でベスト3かな)。

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