『ニッポン見便録』(エイ出版)

11/21の週に読んだ本。
『ニッポン見便録 アジアのトイレ評論家による高速道路トイレ紀行』
斉藤政喜。エイ出版。2016

高速道路のトイレに、日本のトイレ事情・トイレ文化が表れている。
NEXCO中日本の高速道路(中央道、東名高速、新東名高速)にある、サービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)のトイレ事情を、夫婦で訪れ記した紀行録。

一昔前のイメージの普通のトイレも出てくるが、驚くようなトイレもいっぱい。各SA/PAが、それぞれのトイレに工夫を凝らしている姿がよくわかる。
文とイラストの本書の構成が、それぞれのトイレの特色をよりわかりやすく伝える。

厚木PAでは内回りの女性トイレの小物置き場の工夫(アクリルボックスで囲って濡れないように配慮)に驚きつつ、外回りのトイレでさらなる驚きが。そこには厚木江戸村と著者が書く、小江戸風のトイレの世界が広がっていた(男性側小便器を仕切る衝立には格子の間に和紙を挟んだ樹脂パネル、個室の空きマークはろうそくのようなゆらめく灯り。。。)。

NEOPASA浜松のキッズスペースに設置されたキッズトイレには便利さを実感し、駿河湾沼津のファミリートイレには海を感じる。
非常に豪華なトイレ(NEOPASA駿河湾沼津の女性用プレミアムトイレ)や、広大な海を見ながら小用を足せる眺めのいいトイレ(由比PA)などトイレ自体に感動したり、内津峠PAではトイレの前の大きな活け花に見られるエリアキャストさんのサービス精神に感動したり。。

こんな素晴らしいトイレには、NEXCO中日本の「深呼吸できるトイレをつくろう」という精神があったことを、NEXCO中日本への取材で知る。そのほか、エリアキャストやトイレ専門の設計者に話を聴くなどトイレ文化を支える人々の紹介も忘れない。

イラストを眺めながら読んでいて面白い。
ただ。。。限定されたエリアのさらに限定された場所(高速道路のSA/PA)のトイレなので、ニッポンってタイトルはどうかなと少し思ったりしました。他のエリアの高速道路はどうなっているのかなぁ。
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