『私の財産告白』(実業之日本社)

11/21の週に読んだ本。
『私の財産告白』
本多静六。実業之日本社。2013(文庫版)

貧しい農家に産まれ育ち、苦学の後、東京農科大学(現東大農学部)教授となった著者。
彼は独自の蓄財法で一代にして多額の財産を築くものの、定年退官を期に全財産を寄付。
本書は、彼が、自らの蓄財法と生活・人生の哲学をわかりすくまとめたもの。

25歳にして東大助教授となった彼は、「四分の一天引き貯金法」=月給の四分の一をないものとし、天引きして貯金する=を実践する。臨時収入(賞与、著作収入)も全て貯金する。

次に、天引き貯金である程度まとまったお金で、株(日本鉄道株)を購入し、その配当などでさらに財産を増やす。また、山林を買収し、日露戦争後の好景気で木材が値上がりしたことで、さらに成金となるが、あくまでもとは四分の一点引きに始まっている。

また、あわせて本職以外のアルバイト(ただし本職の足しになるもの)として、「一日に一ページ」の印刷価値のある文章執筆を行った。これにより、400冊近くの著作を産み出した。

貯金とアルバイトで芯を作り、それを「投資」(投機でも思惑でもない)により増やすのが致富の本街道と著者は考える。ここでの投資法は「二割利食い、十割益半分手放し」という法である。また、好景気の時は勤倹貯蓄、不景気の時には思いきった投資を、時期を逸せず繰り返すのが重要と説く。

こういった方法を、著者自身の実体験をベースに説明しながら、後半は貯めた財産の処分の仕方や、人との付き合い方など幅広く語られる。

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テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

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