『禅とオートバイ修理技術』(ハヤカワ文庫)

honnohon

11/17に読んだ本。
『禅とオートバイ修理技術』上巻
ロバート・M・パーシグ。早川書房。2008(文庫版)

主人公である著者が、息子と、友人夫妻とともにバイクで目的のない旅をしているところから本書は始まる。
11-20 04:27

バイクでメインストリートではなく、地域の生活に密着した道を行くことによる楽しさや、忙しさに何かを忘れてしまう人達への疑い…が語られるのかと思いきや、もっと、何か違うものについて語られていく、でも何が語られているかよくわからないまま物語は続く。
11-20 04:27

テクノロジーと人の関係(テクノロジーやその他の事柄に対する)について語られるようで、そうでもない。
やがて、一つは世界の認識の仕方についての著者の考えについてが、もう一つは失われた著者自身=パイドロスについてが、旅の風景と絡まりながら思索されていく。
11-20 04:27

著者はかっては大学で講師を勤めていたが、精神的に異常をきたし、その治療の中で以前の記憶をなくしていた。この旅の中で、彼は以前の自分に近づいていく。そして、どうなるのか…
下巻を読まなくては
11-20 04:27



11/24に下巻。
『禅とオートバイ修理技術』下巻
ロバート・M・パーシグ。早川書房。2008(文庫版)

下巻では、著者が、かっての著者=パイドロス(自らを狼と例え)に迫っていく。

かっての、そして失われた著者=パイドロスを求める旅は、彼が求めた「クオリティ」による哲学を再びたどる旅。
クオリティは、老子の「道」のようでもあり、またポアンカレが追求しなかったもう一つの側面でもあると著者は考える。
クオリティの追求は、やがてギリシャ哲学、それもソクラテス以前(あるいはアリストテレスが敢えて貶めた)の弁証家たちの論に及んでいく。だが、その追求は、いつしか著者=パイドロスの精神を破壊していく。

その過程を反芻しながら、旅の中で徐々に著者自身も変わっていく。。。
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tag : 禅とオートバイ修理技術

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