『星新一 時代小説集 人の巻 』(ポプラ文庫)

11/18に読んだ本。
『星新一 時代小説集 人の巻』
星新一。ポプラ文庫。2009

星新一の時代小説をまとめた3冊目、人の巻。
こちらは、天・地に含まれなかったものが収録される。強いて(むりに?)まとめるなら、「人」としての生活にあこがれた武士達の物語集とでも言うか。

「薬草の栽培法」「ああ吉良家の忠臣」
は、どちらも忠臣蔵を題材に(といっても「薬草の栽培法」はほとんど関係なく話が進むが)、その裏にあったかもしれない話を描く。
江戸に出て遊びを覚え、藩の金を使い込んだ「薬草の栽培法」の主人公。
全てが露見しそうになり、にっちにさっちもいかなくなったときに舞い込んだ知らせとは。
「ああ吉良家の忠臣」は、吉良家にもいたであろう忠臣の物語。主人公が余生で時折みせるある行動が涙を誘う。

「城の中の人」
豊臣秀頼を書いた中編小説。彼を見る周りの目は「旗印」を見る目。
もしかしたら、秀頼を書きつつ、そういった立場にいる人全てに対しての物語なのかもしれない。

「正雪と弟子」「はんぱもの維新」
それぞれ、由比正雪とその弟子、小栗上野介とその従者を描いた物語。
編纂の元となったのが新潮文庫の『殿様の日』

と角川文庫の『城の中の人』
関連記事

テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

tag : 星新一 時代小説集 人の巻

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

ホンの本好き

Author:ホンの本好き
読んだ本からオススメの本を、半分備忘録的に記録します~

最新記事
カテゴリ
最新コメント
FC2カウンター
検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる