『総選挙ホテル』(角川書店)

10/31の週に読んだ本。
『総選挙ホテル』
桂望実。角川書店。2016

社会心理学を企業経営に適用したらどんな新しい会社になるのか。。。を想像しながら書かれたホテル再建劇。
著者は『県庁の星』を書かれた方。

経営が思わしくなくこのままでは潰れてしまうであろう、かっての優良中堅ホテル、フィデルホテルが舞台。
支配人や従業員はそこそこがんばっているのだが、業績は悪化していくばかり。何がいけないのか。。。

そこに、大学で社会心理学を教えていた教授、元山が投資ファンドから新社長としてやってくることになった。

元山は、社会心理学を活かし、ホテルを建て直す。。。というか、ホテルとそこで働く従業員を使って、壮大な「実験」を行う。

まずはリストラ。
そのために元山は、従業員同士に別の従業員にホテルに残ってほしいかどうか、どの部門で働いて欲しいか選挙を行わせる。
希望通りの部署に残れた者、まったく予想もしなかった部署に移った者、そして会社を去ることになった者、それぞれが新しい働き方をはじめることになる。

そして従業員の働き方を変える。
360度評価とでも言うのか。。。監視カメラに移った従業員それぞれの働き方を公開し、そのシーンでの対応に他の従業員誰もがコメントを書き込み評価できるようにする。

当初は社長のやり方に違和感を感じ、反発していたホテルの従業員達だが、徐々に自らの働き方が変わっていくことに気がつく。それは、ホテルの業績回復につながるのだろうか。。

登場人物が多いので、共感を持てる登場人物に焦点をあてるのもよし、ホテルの従業員模様として全体を眺めるのもよし。
元山のクセ(紙に対する変質的な関心)は、ちょっとわざとらしさも感じるかな、と思いつつ、心理学的にこのクセはどうなんだろうと思ったり。
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テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

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