『パルミラの光彩』

9/26の週に読んだ本。
『パルミラの光彩 写真資料でよみがえる破壊された世界遺産 』
山田勝久。雄山閣。2016

ISにより2015年に破壊されたシリアのパルミラ遺跡。
本書は、シルクロードの多くの遺跡を調査した著者が、パルミラ遺跡を調査したときの写真を元にした在りし日のパルミラ遺跡の写真集。
記念門(凱旋門)、神殿、塔墓など多くの遺跡の写真が、パルミラの雲ひとつない青空の下に、あるいは漆黒の闇の中に建つ姿を見ることができる。
塔墓の章では、浮き彫りをはじめとした多くの芸術作品に、古代のパルミラの文化の高さと芸術性を感じられ、神殿の壮大さにはかってのこの都市の反映を偲ぶことができる。
また、著者の幅広い地域への調査を感じられるのが、パルミラ周辺諸国諸都市の写真とともに考察が書かれている部分。
272年にローマ軍による破壊、1089年の大地震による破壊でかっての残影を残すだけとなっていたパルミラ遺跡。
そこに追い討ちをかけるかのように、さらに徹底的な破壊をしたのが2015年のIS。
前書きによれば、その際に現地の老研究者が、神像などを地方へ移し保護したが、そのことによってISに捉えられ殺害されているという。
関連記事

テーマ : オススメの本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

tag : パルミラの光彩

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

ホンの本好き

Author:ホンの本好き
読んだ本からオススメの本を、半分備忘録的に記録します~

最新記事
カテゴリ
最新コメント
FC2カウンター
検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる