『歴史災害を防災教育に生かす 1945三河地震』

7/25の週に読んだ本。
『歴史災害を防災教育に生かす 1945三河地震』
木村玲欧。古今書院。2013

歴史は語り継がれない(被災者の話にもあるが、体験の恐ろしさからあまり語りたくないことになってしまう場合もある)。

本書は、地域の歴史災害を掘り起こし、自分たちに起こりうる災害であることであるという「わがこと意識」を高めることが防災力を向上させると考え、1945年の三河地震を例に、高齢化した被災者へインタビューを行い災害を記録し、さらに学校教育に活かすことで地域の防災力を高めるという試みをまとめた本である。

三河地震の特徴としては、第二次世界大戦末期の日本の敗色濃厚な1945年に起きた地震であり、軍需産業の要地であったため、報道が制限され「隠された地震」として記録があまり残っていないことがある。
1ヶ月少し前におきた東南海地震の余震として考えられ、東南海地震で被災した家屋等が倒壊するという連続した地震による被害の拡大があった。

この地震における被災体験を、被災者へ、予めある程度質問をまとめ構造的に聞く事でもれがないようにしたインタビューを行い、具体的な事例としてまとめなおしたのが2章となる。
ここでは、様々な被災体験(東南海地震で傷んだ家屋にいたために家が倒壊して家族が亡くなった例や、余震の怖さ、復旧までの過程など)が書かれている。

3章では2章のインタビューを、学校教育のなかで、どう「わがこと意識」としていくかがまとめらる。

連続した地震による被害のことや、地震・地震による被害の報道管制など、読んでいていろいろ思うことがありました。
インタビューをカラーの絵にするだけでも、印象・意識がまったく変わるということにも気づけました。
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