『痕跡本の世界』

7/11の週に読んだ本。
『痕跡本の世界 古本に残された不思議な何か』
古沢和宏。ちくま文庫。2015


痕跡本。それは、
「書き込みだったり、線引きだったり、メモが挟み込まれていたりなど、前の持ち主の「痕跡」が残された古本」(p.3)

著者は、その痕跡本に興味を持ち、痕跡本を蒐集し、そして残された痕跡から想像(いや、妄想?)を繰り広げる。

本の内容に対する本全体に書かれた批判は、実は持ち主の著者への愛情の裏返しではなかろうか。。。
旅行のガイドブックに書かれた「うそつけ」の一言。そこに一体どんなドラマがあったのだろうか。。。
詩集に残された2つの名前の記名。この本は誰から誰へ、どんな想いで渡されたのだろうか。。。

そんな様々な著者の想像力とともに、痕跡本の魅力を知ることができる。

本を本の内容ではなく(内容と関係させても)楽しむことができる。
そんな新しい読み解き方を示してくれる本。
メモなどだけでなく。本の焼けや手垢からも推測していくのが面白い。

そういえば、この間借りた図書館の本に、事務連絡的な付箋が挟まっていて、あーこのメモ書いた人忙しいんだろうなと思ったことを、思い出しました。
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