『インテリジェンス・ジャーナリズム』

6/13の週に読んだ本。
『インテリジェンス・ジャーナリズム』
ビル・コヴァッチ、トム・ローゼンスティール。ミネルヴァ書房。2015。


「私たちは、ニュースや情報について受け手がコントロールする世界に生きている」(日本語版への序文)

消費者が自らの情報取得源を変えていく中で、ジャーナリズムがその媒体を急変し、ジャーナリズムを担う人も変わっている。
消費者には、ニュース・情報について以下の問いかけが求められている。

・今自分は、どのような種類のメディアに接しているのか
・ソース(情報源)となっているのは誰あるいは何で、なぜそれを信じるべきなのか
・そのソース(情報源)は、どのようなエビデンスを提供しているのか
・どんな情報が欠けているのか
・他に、別の解釈が可能かどうか
・自分は、その話題や分野について知らなければならないことを知らされているのか

スリーマイルの原発事故が、もし現在起きたらどのようなニュースの広まり方をするのか(そこには、東京電力福島第一原発事故の報道の実態が見え隠れするが)。。

そこから始まる本書は、上記6つの問いを、ジャーナリズムを担う人を含めたジャーナリズムの歴史と今、情報を発信する人、受ける人それぞれの実例を示しながら、考え続ける。

「21世紀における本当の情報ギャップというものは(中略)知識を作り出す技能を持つ人たちと、単に先入観を確認する過程にとどまっていて、まったく成長したり学んだりしない人たちの間のギャップのことである」(終章より)

この文章が、今の日本に最も当てはまるのではないか、と読み終えて思いました。


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