【社内SE雑感】-社内SEのよいこと

社内SEといっても、本当に会社によって違うのですが。。。

共通しているのは「自社のシステム」を担当していること。

このため、システム会社で働くこととの違いとしては、

・一般的な業界知識だけでなく、自社の業務(の特色)についてよく知っている
・自社のシステムについて責任を負う

などが挙げられます。

◆一般的な業界知識だけでなく、自社の業務(の特色)についてよく知っている

これが。。。すぐできるかというとそういうわけでもありません。
実際、私も転職して2年経ちますが、今の会社の業務の特色をどこまで理解しているかと言われると。。。
あやしいですね。はい。

まず最初に自社の特色を知ることになるのは、言葉の使われ方です。

商品(製品)を識別する項目名称は、案外会社会社によって違っています。
品番、型番、商品IDなどといった分かりやすい言葉もあれば、口座(最初聞いたときは銀行口座かと思った)、マテリアルナンバーといった言葉もあり。。。
こういった社内用語集がまとまっていればよいのですが、担当者が引き継ぎの時に口頭で聞いただけということが多いです。

社内SEは、こういった自社の言葉を知った上で、自社の他部門の関係者や、社外のシステム会社の人と話すときには相手に分かる言葉に変えることが必要です。

1つのものを呼ぶときに、「12345」というようなコードで呼ぶ人もあれば「AシリーズのB色」のように一般的な名称で呼ぶ人もいます(開発部門、製造部門、営業でそれぞれ違っていることもあります)。
本来は、MDM(マスタデータ統合管理)システムで、どの呼び名でも一意に定まるようになっていればよいのでしょうが、そこまできっちり管理している会社もあまりないかと。

社外のシステム会社などへ開発を委託するような場合は、それぞれの言葉についてある程度理解してもらわないと、思いがけない仕様ミスがでることもあります。

言葉の定義だけでなく、個々の業務になってくると、さらに会社独自のやり方があります。
こういったことの理解が社内SEには強く求められます。

◆自社のシステムについて責任を持つこと

システムは開発すれば終わりというわけではありません。
実際に使われて行く中で、様々な変更が発生します。

社内SEは、システムが使われていく中で、その保守に責任が生じます。
それが時として非常に負担に感じることもあります。
(システム会社で、開発だけして終わったら次の開発っていうのがいいなー、と思うのがそんな時)

ただ、同時に1つのシステムに深く関わることで、そのシステムを改善したり、新しいシステムを提案し、実際の業務を変えていくことができるのも、社内SEならではの面白さだと、私は思います。

もし社内SEをされていて、なんとなく1つのシステムの面倒を見るのに疲れたとき、システムからアクションを起こすことで仕事の流れを変えられないかなーという視点を持って、システムを見てみると少し面白くなるかもしれません。

テーマ : システムエンジニア
ジャンル : 就職・お仕事

tag : 社内SE

【社内SE雑感】その1 業務フローでなんとなく流れを理解

社内SEとして15年以上働いてきました。
ほとんどメーカーで、受発注に関係する業務システム担当経験が多かったのですが、そのあたりの経験から業務を理解する上でのポイントを簡単にまとめます。

初めて業務システムを担当するとき、今までとちょっと違う業務だと、これ何をやっていることなのかなーと思うことがよくあります。そんな時に、業務フローを書いてみると、他の業務・システムとの関連が分かりやすくなります。

1.業務やシステムのサイクルを見る
-日次、週次、旬次、月次、四半期、半期、年次、不定期
 システムやそのシステムがサポートする業務が、まずはどんなサイクルで回っているかを確認します

2.モノがある場合は、モノの流れを追う
-メーカーであれば、モノができる-モノが動く-モノが届く、というモノの流れがあります。 
 業務やシステムがどこをサポートするものかを確認します。

 例えば、
 ・工場で製品がつくられる。モノを仕入れる     :モノができる
 ・倉庫から別の倉庫や物流センタにモノが移動する  :モノが動く(社内で)
 ・倉庫や物流センタから、お客様へモノが出荷される :モノが動く(社外へ)
 ・お客様や現場にモノが到着する          :モノが届く

3.2の流れと関連させながら、情報(伝票やデータ)の動きを考える
 ・モノができる   :モノができた伝票計上や入力が行われる - 合格計上、入庫伝票、仕入計上など
 ・モノが動く(社内):倉庫間の移動(横移動、補充、社内転送など様々な言い方あり)の伝票、計上など
 ・モノが動く(社外):お客様への出荷伝票の入力、計上など
 ・モノが届く    :(運送店への到着確認)

4.2,3をあわせて、業務フローをお絵かきしてみる。
 ・関連する部署を横にいくつか並べる(お客様-営業部門-物流部門-工場-システムなど)
 ・縦に業務の流れを並べてみる(入庫-保管-出荷-到着など)
 ・それぞれの部署から別の部署への連絡がどう行われるか、モノがどう動くかを書いてみる
 ・足りないところが出てきたら追加してみる
  例えば、上記では、モノが届くために出荷伝票というこをと書いていますが、
  その前にお客様から注文を頂くことが必要だな-受注っていう業務プロセスがあるな、とか。。。。

5.1の業務サイクル別に業務フローをまとめてみる
 例えば上記の2、3、4は日次単位でしたが、月次の仕事などがある場合、見る観点がモノの流れではなく、お金の流れや情報の流れに変わるかもしれません。その場合は、お金がどうやって流れるのかなーと考えながら業務フローを書いてみると分かると思います。

 本当は、モノの流れと、お金の流れを一緒にフローに書いてみたいのですが。。。
モノとお金のサイクルが必ずしも一致しない
 -モノは毎日出荷されるが、お金は月一でまとめてお客様に請求(さらに手形取引だと支払期間が。。。)
 -モノが出荷されても、お金にならない場合がある(社内での消費、見本の出荷、返品・代品など)
 -モノが出荷されずに、お金だけ動く場合がある(破損やクレームで代品出荷はなく返却もなしとか。。)
といったことがあるので、一緒に書くのは難しいと思います。
 
 ただ、このあたりの通常と異なる業務システムをどうシステム化するか、がシステムを作るときのポイントにもなるので、通常の流れを大きく業務フローで掴んだあと、個別に確認していく必要はあります。

 既に業務フローがあれば、それと自分が作ったものを確認すると言うのも手です。
 また、なければとりあえず職場の人に、こんな感じで作ってみましたが、どうでしょう?と聞いて見るのもよいかもしれません。

 既存の業務・システムだけでなく、新しい業務の構想などでも一度フローにまとめてみると、あれ?と思うような抜けがでることを防ぐことができるのでオススメです。

テーマ : システムエンジニア
ジャンル : 就職・お仕事

tag : 社内SE

【社内SE雑感】はじめに

いつもは読書記録を書いていますが、今まで15年以上社内SEとして働いてきたので、システム開発でのポイントなどを雑記として書こうかな、と思います。

社内SEといっても幅広いので、今回は私の今までの経歴を簡単にご紹介します。

・大学は文系学科を卒業。コンピュータとは全く縁はなし

・某住宅設備メーカーに入社。社内の情報システム部門に配属となり15年程勤務。
 -システム部門は最盛期で100名前後(基幹システムの入替時)、私が辞める時は70名程度(だったかなぁ)
 -システム開発に関する技術はほとんど社内研修。思えば約半年も研修期間があるような時代でした
  (現在も社内研修ですが、期間は2~3ヶ月程度に短縮)
 -業務アプリケーションの開発・保守をずっと行っていました
 -使用言語はほとんど「COBOL」(えぇ、時代遅れですが。。。)。ほんの少しVBをかじった程度
 -ハードは、オフコン(NECのACOS)を4年程度。その後は汎用機(日立のHITAC)。UNIXサーバほんのちょい。
 -業務アプリケーションの規模はそれなりに大きく。。。最終的にはバッチ、オンライン系両方関わってました
 -業務内容は、受発注・在庫予約・在庫管理・マスタ管理・工事進捗管理。生産管理系をほんの少し

・その後家庭の事情で居住地を変更するため、転職。
 某鉄鋼系の電気制御関係工事を行う会社に半年在籍
 -COBOLは変わらず。ハードがオフコン(富士通)になり、内容は工事管理、購買管理が主。

・どうしても会社と合わず(後で聞いたら前任も同様に辞めてたので僕だけではないと思いたい)転職。
 電機系の会社の子会社に勤務して2年経過。
 -COBOLは変わらず。ハードがWindowsサーバに。内容は売上・在庫管理を中心に雑多。
 -上記に加え、SAP(SD)のオペレーション的な部分も担当
 -システム部門は5人

という感じです。35歳超えてから2度転職っていうのが自分でもあれま、と思いましたが。

これからの雑記では
・業務システムを開発する上でのシステム的なポイント
・業務システムを開発する上での業務的なポイント
などを徐々に書いていこうかなぁーと思っています。

そんな感じで、はじめに、でした。

テーマ : システムエンジニア
ジャンル : 就職・お仕事

プロフィール

ホンの本好き

Author:ホンの本好き
読んだ本からオススメの本を、半分備忘録的に記録します~

最新記事
カテゴリ
最新コメント
FC2カウンター
検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる