『合気の極み』(BABジャパン)

まぁ、読んだので。

錦戸無光『合気の極み 光の体になると、光の技が使える』。BABジャパン。2017

堀川幸道氏に師事し、現在は大東流合気柔術光道の総師範である著者による、著者の自叙伝的な内容。
大東流そのものの技法についてはほとんど記載はなく、主に

・著者の宗教的要素の強い人生体験
・堀川氏から集中的に学んだ3年間を中心とした修行について(真剣に物事を身に付けようとするときの姿勢)
・合気について(ただし、どちらかというと周囲をぼんやりと語る)

ということが中心であり、大東流の技術や具体的な事柄を求めて読むのには向いていないかと。
ただ、修行論としては情熱がほとばしるものとなっており、また宗教的体験についてはそういったことに興味がある人には参考になる部分があると思われる。

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『通し矢列伝』(メイツ出版)

江戸時代、京都三十三間堂を中心に行われた通し矢の実像を、そこに命をかけた武士達の姿や藩の方針などから書く。
また、弓が戦いにおいてどう使われたかを、赤穂四十七士の中にいた早水藤左衛門と討ち入りの実態から考察する。

高柳憲昭 『京都三十三間堂 通し矢列伝 弓道の心と歴史を紐解く』 メイツ出版。2017

第1章 通し矢は不朽の美であった
通し矢が江戸期において武士の出世の道として、また、藩の名を上げる手段として文化の華となったことをまとめる

第2章 通し矢列伝1 江戸期に「通し矢」に挑んだ名人たち
江戸初期の通し矢の名人として、吉田大内蔵(長時間の通し矢を可能にするために、銅版入りの弽を発明)・杉山三右衛門(紀州から尾張に移り、後に名人星野を育てる)の2人を取り上げ、その業績をまとめる

第3章 通し矢列伝2 藩の名誉と命を賭けて挑んだ名人たち
庄内藩の弓術への取り組みと、そこから生まれた名人、高山八右衛門
通し矢に力を注いだ尾州で生まれた名人、長屋六左衛門忠重とその工夫(角入りの弽、伝書の作成)・業績

第4章 通し矢列伝3 武士道に生きた永遠のライバル
通し矢の歴史でも名高い、星野勘左衛門茂則と和佐大八郎について詳しくまとめる。
弓の名人でもあり人格者でもあった星野、そして日本一となりながら後にいわれのない罪により苦しんだ和佐が、対照的に書かれる。

第5章 通し矢列伝4 歴史を駆け抜けた弓の名人たち
赤穂四十七士にいた弓の名人早水と、討ち入りでの弓の活躍(そして、吉良邸の弓矢を先に不能にした戦略)などが詳しくかかれ、戦闘における弓の有効性が示される

第6章 通し矢列伝5 近代から現代にかけて通し矢に挑んだ名人たち
明治~昭和にかけて通し矢に挑んだ名人と、彼を取り巻く人々の支援が書かれる 

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『武術極意の"深ぁ〜い話"』(BABジャパン)

読んでできるようになるかというのはおいといて、とりあえず内容をわかる範囲で要約

近藤孝洋『武術極意の"深ぁ〜い話"』。BABジャパン。2017

月刊誌連載の再編。

第1章 発勁とは何か?
・打撃エネルギーは、物体の重さと、速さの二乗に比例する。本章は速さについて
・軽くてもマッハで飛ぶ銃弾の威力は大きい
・人間がマッハで体を動かすには、一万分の一秒間に33ミリ動けばよい
・そのためには錐体外路系(本人の意志に先立ち無意識の中で動作を停止させる目的で発動する神経系)を使う
・作動方法1、内勁(腰内のギアの回転運動)を、片側だけ全力で回転させる。そこからの振動が手足に伝達すると錐体外路系が発動し内勁が急停止する
・作動方法2、外勁(手足を周りの空気に当てて、体を急激旋回させる)により錐体外路系を出現させる

第2章 合気上げの真相
・合気上げは合気下げ、重力を利用し相手を崩したあとに行う
・相手の頑張りは、相手の正中心力を、上丹田=脳に一撃を加えることで無くす
・脳への一撃は、長大な貫徹力から
・相手への当て身の代用として、模稜の手を用いる
・模稜の手は、皮膚から皮下神経、中枢神経を経て脳へ伝達する逆技
・全体をなぞり見、皮膚の極小部分から、摩擦によって生じたエネルギーを極大化し、相手の端から端へ一気に全体性として通す
・しかし、本当の合気はまだ先にある

第3章 剣術秘伝"心の一方"
・合気とは気を合わせること。それは、プラズマの発生である
・点の技であり、二カ所以上からの気や電磁波を、敵の一点に集中する

第4章 太極拳の探求① 初動を消す法
・初動を消すには、内界への倒れこみによる
・倒れこむ先は正中心
・正中心は、左右前後上下を全て二分割する点
・正中心力は人体を先の二分割の計八分割された8つの部分の重心が、再度人体の中心に、口の中心を通るエネルギー流を主に、再結合した時に生じる、高密度の静止拮抗力
・八段錦は正中心力の会得のためにある。分割された断面を互いに押し付け拮抗させる力とその正中心への倒れこみを練る

第5章 瞬速の居合原理
・追突が、静止状態からいきなり最高速度を得る現象に近い
・自分の体の一部を、自分の体の一部にぶつけて、瞬時に最高速度を得る
・八分割した一区画だけを、残りの七区画の力で体内でぶつけることで予測不可能の速さで飛ばす
・自分の意志で手足を動かさない
・反発力を使う(カタパルト)。体がテーブルがわり

第6章 必殺の一撃
・重さを増す法は、全体を用いる。落下の中で打つ。第二の集合点を使う。垂直を水平へ
・叩く場所の工夫、水月と角度

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『大東流合気柔術を解く』(日貿出版社)

岡本正剛氏に30年以上に渡り大東流合気柔術の教えを受けた著者が、岡本氏との思い出や技の変遷について、そして著者が研究した大東流合気柔術の技法についてを書く。特に後半は、力学・生理学など様々な視点から考察されており興味深い。

浅原勝 『大東流合気柔術を解く  武術の極み、合気を求めて』日貿出版社。2017

第1編は岡本正剛氏の足跡を追う。
・岡本正剛氏の大東流合気柔術との出会いは1963年。近所付き合いから近くの道場へ行き、そこで堀川幸道氏より習う
・岡本氏が稽古に来た人すべてに技をかけるというのは、堀川氏の稽古では入門者は通常最初の2,3年は直接稽古をつけてもらえなかったため、そういった思いを稽古に来た人にさせたくないと考えたためと思われる
・岡本氏は日常性かつからたゆまぬ好奇心と、器用さを兼ね備えた生活を送っており、大東流にもそれが表れたと著者は考える

・六方会創設期は堅い床面の稽古場所が多く、それが衝撃を和らげる受け身(掌をすぼめる、足裏で床に接触など)につながった。また、外し手の稽古や基本技の稽古が多く行われた。技としては相手をあまり大きく投げず浮かせ引き寄せてその場で叩きつけるような種類であった(実戦を想定)。また、相手が反撃しないような固め技もよく行われた
・相手を大きく投げ飛ばすような稽古になったのは、柔らかい畳での稽古になってから

・岡本氏の技は、年齢とともに小さく丸く柔らかくなり、かつ手順がよりシンプルになった。指の開きもだんだんと小さくなった。
・岡本氏は、円運動・反射・呼吸で技の基本原理を説明した。

第2編は著者による研究の紹介
・力学的考察
 合気上げ-上方向への重心の移動、支持基底面積の減少、重心の前方向への移動
 合気下げ-重心の前方向への移動、支持基底面積の減少、重心線の著しい偏り、脊柱の前彎の強調

 こういった項目を、体の姿勢や支持基底面との関係などから力学的に意味づけをし、いかに相手が投げられやすい(不安定)状態にもっていくかを解析する。

 また、力をいかに効率的に使うかについて、自分の近くで技をかけることで大きな力が出せるということを、スパナの柄の長さに例えながら解説する(自分の腕を短いスパナにするため、相手のほうに自分から寄るなど)、
 相手を回転させやすくするためには、相手の腕を短く相手の中心に近い状態にすることを示す。

・解剖学的考察
 どうすれば相手に逃げられずに、こちらの攻めの力を相手に伝えられるかを解剖学的・運動学的な視点から考察する。

 相手の腕-回内(手のひらが下)は自由度が高く逃げられやすい。このため、回外にすることで肘が伸張しやすくなる
 相手の肩-肩関節と鎖骨の連動を制限させるため肩関節を固定する方向へ攻める。同時に手-肘-肩をロックすることが重要
 相手の頚椎-首を傾ける方向と首を回す方向が同じだと体幹が首の傾く方向へねじりやすくなる(右に傾けば右に回しやすい)
 自分の膝関節-適度に屈曲させることで自分の股関節・足関節の回転が大きくスムーズになる(伸ばしすぎは動きが悪い、曲げすぎはへっぴり腰)

・生理学的考察-相手の防衛反射がでるのは0.3秒後
 相手の逃避反射の利用-侵害刺激に対する生態防御反応を利用する。ポイントは強すぎない刺激
 相手の姿勢反射の利用-相手が平衡を保とうとする反射、頸部の屈曲等で体に起こる頸反射(例えば、首が後屈すると前肢は伸張、後肢は屈曲など)を利用する。水を払うように指を開く
 自分の呼吸の利用-著者はお腹をへこませる腹式呼吸により上向きに力を及ぼすピストン効果の利用などに触れる

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『武術の“根理"』(BABジャパン)

「胸をゆるめる」「股関節に体重を乗せる」「肘を抜く」の3つを重要なポイントとし、様々な武術に共通して存在するエッセンスとして紹介する。

中野由哲『武術の“根理" 何をやってもうまくいく、とっておきの秘訣』。BABジャパン。2016

【胸をゆるめる】
・含胸抜背の胸は、本来は「胸を柔らかく保ち前に空間を作る」こと。抜背は「背中を解放する」
・胸は上体の要所であり、胸の力をゆるめることで、相手の力と衝突しなくなる
・胸を正しくゆるめることで、股関節に体重が乗り、結果として体全体が連動して繋げて使うことができるから(部分的な力に頼らず)大きな力が出る

【股関節に体重を乗せる】
・まずは股関節の意識をする(手刀で腿の付け根に触れることで意識させる方法を示す)
・股関節を意識し、体重を股関節の右-左-右。。と移動させる(股関節の操作で重心を移動する)だけで、動きが変わる
・股関節出の重心移動は、蹴らない足運びとなり、全身の一体化につながる
・胸をゆるめるのにあわせて、股関節に体重を乗せて一歩踏み出すという動作ができれば、それが「技」になる

【肘を抜く】
・肘の抜きとは、肘が「くの字」に曲がっている余分な力が入っていない状態。日常動作はこの状態となっていることが多い
・肘を抜くと、腕と肩甲骨の連動性が向上し、腕のパフォーマンスが上がる(全身を連動させた力となり、大きな力を出しやすい)
・肘に力感が出たら、それを溶かすような感覚で解消していく
・肘の使用法として、ラセンで解説。脇を締めるを、肘を下に向けるで行うことで、力みが出ないように同じことができる

【添わす】
・衝突や対抗しないためには、相手に「添わす」(技をかけさせていただきます、自分の力を添えるような感覚で相手に差し出す)ことがポイントとなる
・刀などを使う際は、刀に自分が寄り添う感覚で使う

【その他】
・合わせ-ずらし・・・まず相手の攻撃の中心に自分の中心を合わせ(合う瞬間を感覚で捉え)、その瞬間にいしきてきにズラすことで、相手を虚の状態にできる
・意識による動きの違い

著者によるDVDがこちら

こちらでは、最初に書いた3つのポイント+本でも書かれている「添わす」が四大秘訣になってます。

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『スポーツクライミング教本』(山と渓谷社)

クライミングなんてしたことがないのですが、この本は興味深くて読んでしまいました。

東秀磯。『完全図解 スポーツクライミング教本 クライマー必須のクライミング技術を分析』。山と渓谷社。2017

一流のクライマーであり、国内の大型クライミング設備の設計を行う著者による、クライミング技術の教本。

単にクライミングのテクニックを説明するだけではなく、それぞれのテクニックを円滑に行うためでの小さなコツ、そして、そのコツ(あるいはテクニックそのもの)がなぜ有効かを、科学的(物理的)に解説しており、理解をスムーズにしているのが本書のポイント。
イラストは体の状態を示すだけでなく、体に(重力など)どういった力が働いているかを示し、テクニックがどうその力に対して作用すかをわかりやすくしている。

「chapter1 クライミングの基礎」は、他の運動などにも共通する考え方が示されている。
自分の動き(スポーツ)の特徴は何か
-クライミングの場合は、サッカーなどと違い、固定されている対象物に対して自分を当てはめていくこと

その動きの特徴において必要な能力は何か。その能力を支えるものは何か
-クライミングの場合は、ホールドの保持力(フィジカル要素>テクニック要素)、ムーヴの遂行能力(テクニック要素>フィジカル要素)、ホールドの引き付け力(フィジカル要素>テクニック要素)
-自分にない能力によって落ちるので、そこを補うことが必要

ムーヴの構成と物理的要素の関係
-ムーヴには、力のモーメント(回転を生じさせる性質)、慣性の法則、加速度、作用・反作用といった物理的要素の理解と利用が必要
-効率よいムーヴには、作用点に視点を近づけることで、必要な力を小さくするテコの原理などの理解と、それが体の動きや位置に具体的にどう示されるかを理解することが必要(壁に腰を近づけると始点に作用点が近くなり必要な保持力が下がる、2点支持より3点支持のほうがモーメントを抑制=回転しにくくする)
-慣性の法則を利用するためには、流れを切らない
-加速度の利用には、足先から力を出し、動き出してから手の力を使う、足-脚力-腕の引き付け-手のキャッチ、など体の中で伝達的に力を使うことでだんだん速くする
-作用・反作用の利用には、反対方向への力を使うことを知る

chapter2以降は具体的な技術紹介になり、個々の細かいテクニックが基本から応用まで幅広く紹介されている。

自分が行う合気道で、この本で示す技術と似ている、と思ったのは
・ティッシュプル(皮膚の遊びをとる)ための指の滑らせ-握りこむのを後にする
・摩擦力での保持や摩擦力の利用(そのための手の角度の維持)
・壁に近づく-支点と作用点を近づける-相手との位置(遠くからやろうとしない)

また、面白そうだとおもったのが
・モーメントの2点支持と3点支持の話(相手をどういう2点支持の状態に持っていければ崩しやすい?)
・足のフラッギングなどバランスのとり方が何かに応用できないか
などの技術

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『動作法のすすめ』(武久出版)

先日読んだ『日本の心理療法 身体編』(http://honnohon.blog137.fc2.com/blog-entry-1785.html)に出ていた、臨床動作法についての本があったので読んでみました。

小山恭子。『動作法のすすめ こころとからだのリラクセーション』。武久出版。2014

以下は読んだときのまとめ。
honnohon

小山恭子。『動作法のすすめ こころとからだのリラクセーション』。武久出版。2014
動作法とは、心理療法の一技法で、クライアントとセラピストの間で、体と体のコミュニケーションを「動作」を用いながらやりとりする心理的な援助法。
こころとからだは一体であるという考えに基づく。
06-13 19:19

動作法では、慢性緊張(意識的に力を抜いた後にわずかに残る意識してない緊張)や随伴緊張(体のどこかの緊張によって一緒に無意識に他の箇所が緊張)など、無意識に起きている緊張をゆるめることを主眼に置く。クライアントに試行錯誤を促しながら、常に肯定するのがポイントとなる。
06-13 19:23

クライアントは、動作の課題を、「意図→努力→身体運動」という流れで体験する。
そこからの気づきがあればクライアント本人が感じたことを、そのまま肯定するのがセラピストの立場となる。
主体はあくまでクライアント、ということが一番のポイント。
06-13 19:26

動作法のセッションは、体の緊張しやすい13カ所のポイントを、動かす・緩める・緊張させる、という動作を自在にできるようにすることを目指す。
13カ所は、具体的には、
首、肩甲骨周り、両肩甲骨間、胸部の背中側下部、ウエストのくびれ、骨盤、膝、足首、足指、肩、肘、手首、手指
である。
06-13 19:30

セラピストは、クライアントに自分の体の状態を意識してもらい、クライアントに体の感じを聴きクライアントの言葉を繰り返しながら、クライアントが体の状態を自覚しやすいようにする。
援助しすぎない、指先を敏感に使う、がんばらなくてもよいことを示す、といったことが注意点となる。
06-13 19:33

Chapter2では、具体的な動作法の動作課題が示される。
06-13 19:33

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『ALSOKパワーで勝つ! レスリング 最強バイブル』(メイツ出版)

5月に読んだ本。

大橋正教 『ALSOKパワーで勝つ!  レスリング 最強バイブル』。メイツ出版。2015

ALSOKレスリング部監督により、レスリングの基礎の技術書。
基礎的なテクニックが、一流アスリートによる実技写真とともに細かく紹介されている。

構え・組み手・崩し
スタンド技術
グラウンド技術
+トレーニングの初歩

技以前の基礎的な技術が詳細に、かつ的確にポイントを絞って解説されているのでわかりやすい(腕を返すときに、自分の手の甲を相手の体につける、や、相手の横/後ろに入るときに自分の耳を相手につけるなど、具体的な動き・位置がわかりやすく示されている)

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『武道論』(大修館書店)

以前も紹介したことがあるが(http://honnohon.blog137.fc2.com/blog-entry-159.html)、今回は序章・1章を。

富木謙治 『武道論』 大修館書店。1991

嘉納治五郎と植芝盛平という二人の武道家より教えを受け、また自身も教育者として武道の体系化を進めた著者による武道論。

序章 武道とは何か
・武道の本質は「殺傷性」と「無限定性」にある
 -武道の技術は三種類。殺により制御、傷により制御、殺傷なく暴力を制御
 -武道の技は、殺傷性と無限定性により多様化を生み、技の工夫がやがて道につながった

・練習法には守破離の三段階がある
 -形の徹底した反復に徹する守
 -個性が形を破り外に現れる破
 -形を学んで形を超える離

・現代武道のあり方としては、競技化によって限定性が生じ、それにより本来の形・わざが見失われる危険性がでている
 -形と競技の両面からの練習が必要である
 -「和」や「無構え」「無心」が現代武道の教育理念としてある

1章 武道の現代化とは
・体育に期待されるものは、心身の適切な刺激と活動による発達、体をとおした心の鍛錬
・武道技術の変遷として
 -技術の分化
 -地稽古、試合
 -技術の純化(分化-類型化-エッセンスの抽出)
 -技術の様式化(合理化、倫理化、美化)が求められる
・形について
 -練習の基準として、上達の早道として使用される
 
など

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「喪神」(『秘剣・柳生連也斎』)(新潮文庫)

この短編がなんとなく読みたくなって。
五味康祐「喪神」(『秘剣・柳生連也斎』。新潮文庫)

武芸大会に出場し、不思議な強さを見せ。。。そしてその場で真剣勝負に応じ2人を斬った瀬名波幻雲斎信伴。
その後山中に隠遁した彼の元へ訪れたのは、切り殺された2人の内の1人の息子、哲郎太であった。
哲郎太は幻雲斎に負けるものの、命を奪われることなく、そして奇妙なことに彼の元で学び始める。
哲郎太に流儀の秘伝を伝え彼らはいつしか師弟となり、幻雲斎の義理の娘と哲郎太は深い仲にもなる。

しかし。。。哲郎太が流儀を修めたと思われるとき、幻雲斎は彼に山から去る時期が来たと告げるのであった。

最初、タイトルにつく「神」は、哲郎太にとっての幻雲斎のことかと思っていたのだったが。。。
「喪神」=「喪心」は、幻雲斎の剣術の特徴を示すもの。
それは夢想剣であり、それを得るためには世の修行とは異なり、思慮(精神の働き=心=神)により奥義を求めるのではなく、人間本然の性に戻ることでしかできない。本能の赴くままに動く、欲望を本来の欲望そのままの状態にあらしめることが求められる。
本能の防禦は守ろうとする意志さえもない。
そんな状態を示すものと思われる。

このあたりの技術、精神のあり方については流派・人それぞれであろうな、と思いながら、ふらふらと立ち去る哲郎太のその後は、また幻雲斎同様なのかもしれないと思ったり。

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『剣豪夜話』(文藝春秋)

12/26の週に読んだ本。

津本陽 『剣豪夜話』。文藝春秋。2016

時代小説家の著者による、オール読み物に書かれた連載の書籍化。
歴史に名を刻んだ剣士から、近現代の剣士・武道家を取り上げて、氏自らの武芸修行・体験と重ね合わせながら史実と彼らを語る。

取り上げられているのは、著者自らが教えを受けた近現代の武道家であれば、抜刀道中村泰三郎氏、示現流の東郷重政氏、野牛新陰流の柳生延春氏、そして大東流の佐川幸義氏。あるいは、著者が交流した有名無名の影響を受けた人々。
こういった先達のすさまじい武技や稽古の様子、あるいは人としての生き方、そして著者自らの修行を通しながら、古の武人の有様を考えるような章も多い。

古の達人として取り上げられる人々も有名無名混ざりながら、尋常でないエピソードが残るような人々である。
仏生寺弥助、榊原鍵吉、東郷重位、山岡鉄舟。。。
氏の小説の題材となっている剣士も多く、小説の裏話としても読めるのが面白い。

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『少林寺拳法 柔法のコツ』(ベースボールマガジン社)

12/19の週に読んだ本。
少林寺拳法連盟(編)
『少林寺拳法 柔法のコツ』
ベースボールマガジン社。2016

前少林寺拳法連盟会長の新井庸弘氏が自らモデルとなり、また教える内容を元に、少林寺拳法の柔法についてコツをまとめたもの。
写真とわかりやすく簡潔な解説で本はまとめられ、またDVDもついており実際の動きを知ることもできる。

第一部では、役割ごとに手のハタラキを分けて、それが1つの技の中でどのように組み合わさって効果を発揮するかを中心に書かれる。

捌手-相手につかまれた手を、守法(鈎手など)によって相手の攻撃を防ぎ、相手の手首を殺したり関節の遊びをなくし、相手を極めるために使われる
掛手-相手に取られてない手を、けん制(目打ち、手刀切り)に使い、相手の手に対し、手首の遊びをとり肩から先の腕の形を固定するために使われる

この2つの協力は、例えば、捌手で相手の手の遊びをなくす->掛手でその手の遊びの無い状態を固定->捌手で極める、など。

実際の技をかける上でのポイントが惜しみなく書かれている。
・相手の手に対し、自分の手をきちんとかける(例えば手甲だけをおさえようとせず、手掌側まで自分の指を引っ掛けてきちんとおさえる)
・相手の手を曲げるときの方向(いったん引く、横に向けるなど技によって相手に応じた形で)
・足運びをつける(手や状態だけで相手を極めようとせず、適切な位置への足運びとともに極める)

第二部では、崩しを中心に書かれる。

崩し-両足を結ぶ支持面から重心を外し、相手を不安定にしたままバランスをとらせる

・相手の重心を崩すことに加え、関節を極めることでの痛みや体捌きで相手の体勢を崩す
・相手と接触している部分だけにこだわらず、相手の重心を移動させることを考える
・運足、両手がそれぞれの役割を果たしながら共同作業で相手に作用する
などがポイントとして示される

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『新陰流道業六十年回顧録』(新陰流兵法転会出版部) 1章

10月に読んだ本。
『新陰流道業六十年回顧録』
渡辺忠成。新陰流兵法転会出版部。2009

新陰流を父親である渡辺忠敏(柳生厳長門人)および柳生厳長より学び、現在は新陰流兵法転会の宗主として活動している著者による、自身の修行や新陰流についての覚えをまとめ(第一章)、また、今まで雑誌等に寄稿したものをまとめ(第2章)たもの。

回顧録である第一章では以下のことが書かれている。
・厳長門人であった父との稽古は燕飛から始まり(この燕飛から始まる教習課程は氏が最後)、父親への伝授が進むにつれ父との稽古のなかで奥のほうにある太刀まで自然と身に付けていった

・厳長先生の生活を支えたのは、その息子の延春氏ではなく渡辺父子や分裂前の柳生会である

・厳長先生の没後、父親からの命で新陰流を教え始めた。これが「転会」の始まりであり、この初期段階で教習課程などの整備を薦めた。厳長先生の弟子で実際に教えることができる人は、自分を除いては名古屋の神戸金七氏(当時既に独立)くらいしかいなかった。

・昭和45~48年までの転会の活動は、柳生延春氏からの渡辺父子破門騒ぎ(延春氏母によりとりなされ破門取り消し)や、新柳生会との緊張関係はあったものの、新聞にも取り上げられるなど順調であった。

・延春氏については、厳長先生が後継者ではない(指名しない)と明言していた。それは、延春氏の技術不足と新陰流を継ぐ意志がないかのような行動による。

・渡辺氏の父親と延春氏の母親の相次ぐ死去により、著者と延春氏の間をつなぐ人もいなくなり、また、新柳生会が転会の会員を取り込もうとしたことから、著者は延春氏と袂を分かち、転会として独立した。

・独立後の教場、指導資料作成、機関紙、指導体系などの整備について

・新陰流の本伝の重要性について

何人かの新陰流を教える人たちについての言及もある。

大坪指方:十九世柳生厳周、次に厳長に師事。戦後の一時期厳長氏の生活を支えたが、支えきれなくなり疎遠となり、名古屋の神戸氏と一時親交があったが、渡辺父子と再会し、神戸氏との交わりを止める
江戸柳生家の研究者でもあり、現在その流れは武藤正雄-梶塚靖司、鶴山晃瑞-折笠勝美へ伝えられている。

下条小三郎:大坪氏の師。心形刀流の免許をもち、厳周から「目録」伝授。合気道の植芝盛平氏と親交があった。厳長氏とはささいなことで断交。

神戸金七:厳長の高弟であったが独立。尾張貫流、小野派一刀流などを経て厳周に入門し目録という経歴となっているが、新陰流の経歴については、著者の父より疑わしいとされている(存在しない新陰流裏宗家という呼称などを捏造。技法についても現代剣道を取り入れるなど改変している)。

加藤伊三男:神戸氏の後継者

鹿島清孝:厳長の制剛流抜刀術の門人。新陰流居合術(居合道)と改名したことで、厳長より破門。

旗嶺某:鹿島清孝氏の門人で、春風館(神戸氏、加藤氏の道場)とは関係ない。現在の新陰流和泉派と二蓋笠会に繋がる

柳生延春:厳長から新陰流については何も受け継いでいないと著者は見る(幼少より新陰流からは離れた生活、現代剣道へのコンプレックスからの技の改ざんなど)

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『スポーツ脳振盪』

9/5の週に読んだ本。
『ほんとうに危ない スポーツ脳振盪』
谷諭。大修館書店。2016

ボクシング界やサッカー界において医療的なアドバイス・サポートを行ってきた著者が、スポーツによる頭部外傷の危険性をわかりやすくまとめた本。

はじめに
脳振盪は、以下5つの症状を含めて理解する必要がある。

1.意識を失う    -短時間の場合が多いが、機能的な回復にはもっと時間がかかる
2.健忘、記憶障害 -特にケガ以前の記憶がない、1時間以上続く場合は脳へのダメージが大きい
3.頭痛        -頭全体の痛み、重さ、吐き気などは頭蓋内で出血の恐れがある
4.めまいやふらつき-時間がたってからのめまいやふらつき、耳鳴りなど。3と同様に出血の可能性あり
5.性格の変化、認知障害

医療従事者であっても、脳振盪=1の意識を失う、だけが症状として表れると思っている場合があり、脳振盪は医師の間でも十分理解されているとは言えない。

1章
スポーツによる頭のケガの特徴は
①脳が揺すられることで脳の中がずれて脳の機能に異常がでる
②ずれにより脳の表面の血管が切れて出血(架橋静脈が切れることが多い)

脳振盪はくり返しやすく、くり返しによって①急性脳膨張、②脳振盪後症候群、③慢性外傷性脳症(ボクシングのパンチドランカーなど)といった取り返しのつかない状態につながる。
このため、脳内で出血があった選手の復帰を認めない(柔道、ボクシングなど)スポーツもあり、頭への衝撃を受けやすいスポーツには復帰させないことが望ましい。

2章
脳振盪が危ない理由は以下の3点
①脳の表面の血管が切れて急性硬膜下血腫の恐れ
②めまいなどでバランス感覚を失い、再び頭を打つ
③認知機能障害を発生する恐れ

特に②は意識が戻ったからといって競技に復帰することで、再び脳振盪を起こすような状態になり、危険な状態を生む恐れを高めるため、脳振盪を起こした選手は出場停止とすることが望ましい。
意識障害を見分けるには、「日本昏睡スケール」などがある。
1-①いまひとつはっきりしない、②見当識障害がある、③名前や生年月日を言えない
2-①普通の呼びかけで目を開ける、②大声や身体をゆさぶって目を開く、③痛み刺激と呼びかけで目を開く
3-①痛み刺激を払いのける(目を開けない)、②痛み刺激に反応がある(目を開けない)、③痛み刺激に反応がない

見当識のテストは、ここはどこ、今の競技場の名前は、日付や曜日、他人が誰か、3桁数字の逆唱、打撲前後の競技内容確認、などがある。

3章
各スポーツ団体でも、脳振盪の調査が始まっている(柔道、ラグビー、アメリカンフットボール、ボクシング、サッカー等)。
それぞれの状況や、各スポーツにあわせた脳振盪を起こさないような練習やプレースタイルなどの紹介

4章
脳振盪を起こして、意識がない・頭痛がひどいなどがあったらすぐ病院へ。
搬送前の確認は
1.意識はあるか、息をしているか
2・頚部保護
3.嘔吐がある場合は気道確保優先

脳振盪後は少なくとも24時間は安静にする。その後は1週間前後かけて段階的な復帰が必要

5章
指導者、親がやっておくべきことの紹介。
1.現場の医療責任者を決める
2.医療機関を予め決めておく
3.医療機関に連絡をとっておく
4.けが人の搬送手段を決めておく

最後に本書のまとめとして10の提言がある
1.頭をぶつけなくても、脳のケガはある
2.倒れた選手はすぐサイドライン
3.血が出た場合
4.健忘やふらつきなど変な症状は脳振盪を疑う
5.意識消失・健忘があったら病院へ
6.打撲後は何度も頭痛や吐き気のチェック
7.帰宅後24時間は1人にしない
8.24時間は休み、段階的に復帰
9.いつまでも頭痛が続くならもう一度検査
10.頭蓋内にケガを負ったら競技復帰は原則禁止

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tag : スポーツ脳振盪

『実戦 ヌンチャク AtoZ』

7/25の週に読んだ本。
『『実戦 ヌンチャク AtoZ 基本から秘技まで完全修得』
宏樹。BABジャパン。2011

宮本武蔵の「千で鍛、万で錬」を実践し、武術としてのヌンチャクそしてパフォーマンスとしてのヌンチャクを極めた著者が、自らのヌンチャク人生と、創始したヌンチャク無形無限流の実技を表した本。

技術的に興味深かったのは、
・ヌンチャクは振り回してあてるだけの武器ではなく、突くや締めるなど様々な用途に使えること
・自分の体にあてて方向・リズムを変化させることができること(様々な返し)
・打ちにおいては消力と著者が名づけた次の一打につなげるための方法が必要なこと

・稽古において一人稽古で陥りがちな副作用(うつむく、居つく、高揚により正しくないことに気づかない、など)

秘技としていくつかの身体の遣い方も紹介されている。

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『習得への情熱』

5/2の週に読んだ本。
『習得への情熱 チェスから武術へ-上達するための、僕の意識的学習法』
ジョッシュ・ウェイツキン。みすず書房。2015

チェスの神童と呼ばれ、全米ジュニアチェス選手権で優勝、U18世界チェス選手権でも4位となった著者。
しかし、彼はチェスの道から、太極拳(推手)へその習得の道を変更し、その世界でも世界選手権で優勝をするまでとなった。
(現在はブラジリアン柔術へその習得の対象を変えて、そこでも黒帯を取得している)。

著者は、チェスにも太極拳にも共通する学ぶための技術を本書に、彼の歩んできた道のりとともにまとめる。

・数を忘れるための数(型を忘れるための型)
-基本原理を徹底的に学ぶことで、その基本原理を自分の深くに吸収し、意識的に考えずとも自分に根付く

・自分の能力を捉える上で、実体理論(自分はこれが得意だ)よりも増大理論=習得理論(結果はがんばったおかげ-初心者でも漸次的に能力を増大させることができる感覚)を持つこと

・ソフトゾーンに入る(外見的にはリラックスしつつ、その中では精神が活力的に動いている)
-イバラの道を舗装するのではなく、そこを渡るためのサンダルを作る(周囲の環境をねじ伏せるのでなく、そこに主観的に適合する)

・負の投資
-負けること、苦手なことを積極的に取り入れることで、自分の身に付いているよくない習慣を理解し変える

・より小さな円を描く
-エッセンスを保ちながら外形を凝縮させていく

・内的解決
-逆境等によるパフォーマンスの向上を利用し、その出来事が起こらない時でも利用できるようにする

・チャンキング、意識的時間のコマ割を増やす、時間の流れを緩める

・ハードワークとリカバリーの波

最後の章、推手の世界大会の記述の中で、著者の内面・外面・パフォーマンスとともに、技術がどのように効果を発揮したかが詳細に書かれていくところが圧巻。

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『合気道開祖 植芝盛平伝』

2/29の週に読んだ本。
『合気道開祖 植芝盛平伝』新装版。
植芝吉祥丸、植芝守央。出版芸術社。2016

新装版が出ていたので読んでみました(と言っても以前の版と読み比べているわけではないです)。
合気道の開祖、植芝盛平の人生を、息子吉祥丸が記した伝記。
人物伝としての要素が強いため、盛平の武術歴などの記述もあるが(起倒流、堺で中井氏に学んだ柳生流(柔術)、講道館柔道、大東流など)、多くはその人生と関係した人物の記述となる。

東京での商売や北海道での開拓に注力した人生の前半。
父の病気と氏をきっかけいに大本教に傾倒しつつ武術的な側面も変わった中盤(その中で軍などとの関わりも強く出る)。
そして戦後、合気道を和合の道と説いていく姿まで書かれていく。

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『yawara―知られざる日本柔術の世界』  01/16のツイートまとめ

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1/15に読んだ本『yawara―知られざる日本柔術の世界』 BABジャパン https://t.co/0P3ZYfXYM4
01-16 13:30

雑誌『秘伝』に7年にわたり著者が連載した、古流柔術に関する記事を、テーマ別に再編成してまとめたもの。海外に展開された柔術、明治期において制定されたものの講道館柔道の採用とともに消えていった警視流柔術形、講談に見られる柔術など、あまり他では語られないことまでまとめられている。
01-16 13:36

また、講道館柔道の初期における名人と得意技に関する考察を、柔術的な視点から行っている章も興味深い(西郷四郎と山嵐、鬼横山の天狗投げ)。これ以外に、小具足術に関する考察や、著者が保存につとめる秩父伝気楽流柔術の章なども、柔術に興味を持つ人に面白く感じられると思った。
01-16 13:40

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『運動指導者が教える 食事10割でヤセる技術』  01/06のツイートまとめ

honnohon

1/6に読んだ本。森拓郎『運動指導者が教える 食事10割でヤセる技術』 ワニブックス
01-06 19:35

言い過ぎとも思えるタイトルだか、中味はかなり真っ当に、食事だねで痩せるかについて書いている本。ダイエットとは「食生活や生活様式そのものの乱れを改善」することが目的、と説き、結果としてヤセるかとができるものであると示す。ヤセる努力ではなく、太らないように少しだけ気をつけるがベース。
01-06 19:40

まず、運動ではやせることはできない(むしろ太る)ことを説明した上で、正しく食べることを推奨する。糖質依存が太った原因かもしれないとしつつ、糖断ちではなく、一食だけご飯を止めるなど、少しだけ気をつける方法を提案する。体に悪い食品を示しながらも、全て断つ代わりの方法を示していく。
01-06 19:45

例えば、チョコを一切止めるのではなくカカオ70%以上のものを選ぶなど、我慢しないで済む方法が紹介される。同時に、食品ラベルの見方や、たんぱく質や脂質を摂る上での注意事項もわかりやすく教えてくれている。
01-06 19:47

こういった方法なら、なんとなくできるかも!と思えてきます。まずは…コンビニになるべく寄らない、だなぁ、僕の場合。
01-06 19:48

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『正しく理想的な姿勢を取り戻す 姿勢の教科書』 01/04のツイートまとめ 

honnohon

1/4に読んだ本。竹井仁『正しく理想的な姿勢を取り戻す 姿勢の教科書 ナツメ社』
01-04 07:04

著者の竹井先生は、筋膜に関する第一人者で、筋膜リリースでテレビの情報番組などにも度々出演(直近だと「ためしてガッテン」や「健康カプセル」に出ていました)。ただ、テレビ番組ではどうしても特定の例やわずかなエクササイズしか紹介できないもの。治療者自身にも気づけるように本書が書かれた
01-04 16:19

と言いながら、内容はかなり専門的に感じた。どちらかというと施術者向けの本なのかなーと思いながら読みました。姿勢とは何か、重心と姿勢の関係といいう基礎的な1,2章に続き、3章では安定性にかかわる構造とエクササイズが書かれている。その際のドローイング・インの活用も詳しく書かれている。
01-04 16:22

4章では不良姿勢によりどんな影響が出て、それらをどう改善していくかが簡単にまとめられ、5章(立位)6章(座位)7章(臥位)で姿勢を調整していくためのエクササイズが、症状(というかどういった不良姿勢か)別に細かく書かれている。不良姿勢が様々な悪影響を生み出す詳細がためになる
01-04 16:27

これ、本当は正しい知識をもった人にまず自分の身体を見てもらい、それに合わせたエクササイズを教えてもらって、あとは自分で実践。最初は時々指導する人に確認してもらうっていうのが理想なんだろうなぁ。。。(やってみて、それが正しいか今一つ自信もてないです)
01-04 16:28

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読んだ本からオススメの本を、半分備忘録的に記録します~

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