12月は。。。

12月は久々に腰痛が出て、更新できませんでした。
だいぶ落ち着いたので、また1月から少し書き方を変えてぼちぼちと再開していきたいな、と思ってます。
来年もまた宜しくお願いいたします(って、リピータさんほとんどいませんけど)

今週読んだ本(2014/1/11-2014/1/17)

2014/1/11-1/17に読んだ本です。

◆ちゃんと最後まで読んでみようと。。。
「ローマ人の物語 1上」

骨太な物語。ハードカバーのとき、途中まで読んでいたのですが10巻過ぎたあたりから読んでいないので、ちゃんと読んでみることにしました

◆考え方、から学べる大学生時代に読みたかった一冊。
『「知」の方法論』


◆ユニクロで働くということはどういうことか、が垣間見れる
『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました』


◆居眠り、にみられる時間・睡眠の文化
『世界が認めたニッポンの居眠り』


◆面白い。ムダにばかばかしく面白い。
『鴨川ホルモー』


◆スマホ、パソコン。。。使う上で注意すべきことは?
『個人情報ダダ漏れです!』


◆あとはざっと
『自発的隷従論』


『電通と原発報道』


『できないことがなくなる技術』


テーマ : オススメの本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

tag : 読書記録

「手業に学べ 技」-伝統職人への貴重なインタビュー

【読んだきっかけ】
タイトルの「手業」という言葉に惹かれました。

「手業に学べ 技」
塩野米松。ちくま文庫。2011

【内容】
20年前後前に著者が伝統技術の職人へ行ったインタビューを再編したもの。
各章、最初に簡単に職人が携わる技術の説明が行われ、その後に職人の話が続く。
以下、印象に残った言葉を抜書きしながら。

岡山の船大工     -山元高一
「そうして大工を習うて、といっても見て覚えるんじゃ(中略)立ってこうやってジーっと見て、何時間も見て、やり方がわかると、わしは戻ってしよる・・・」
「鋸クソまで捨てない(笑)。せっかく育った木じゃぁ、使ってやらなあ」

沖縄・糸満のサバニ大工-大城正喜

熊野川の船大工    -中尾勉

大阪の櫓櫂職人    -山本安平
「(これから仕事を覚えようという時に父に死なれ)仕事は我流と、使い手の方に教わったんです」
「「櫓櫂」いう看板をあげている限り、「櫓を作って下さい」言うてきたら、やらななりませんので、いまでも材料は置いてあります(インタビュー時は75歳)」

対馬の釣り針職人   -満山泰弘
「しかし、これをしろいうて、される仕事ではないんです。自分で見て取っていかんと駄目なんです」

福島の野鍛冶     -高木彰夫
「一個一個少しずつ違うんです。農家の方々が自分に合わせた道具を作ってくれとか。。」

宮崎の石工      -田中光生
「(石の中の傷は叩いてわかる、音の違いで位置がわかるなどを説明したあとで)音でわかる。こういうことができなきゃ石屋にはなれんのです。じゃから、石屋は仕事や技を口で教えたっちゃできんです」
「「うまいのは鑿がよう踊る」っていうんです。しっかり握っちょったら、こういう軽くは動かすことができないから。柔らかく叩いているのや」

岩手のシノダケ細工  -夏林チヤ
「(私は山ウサギと説明し)あれは走っているときは、横さ行きよっさねえの。ただ、ただ真っ直ぐ前へ行くからね(私もやり始めたら脇目もふらずにずっと一生懸命やるの)」

宮崎の竹細工師    -廣島一夫
「すべてがよ、ちょこっと習って作ってるだけの人たちには、本当なものはできません。それでは趣味じゃの。面白くてたまらんようになっちょる人がおってもそれだけでは趣味じゃのう。プロとはいえん」
「わしらが作るのは日常の道具じゃ。道具じゃから作るのに難しいことはない。もう役に立てばいいわけです(略)問題は、誰が使うかわからんものを作るわけじゃのう」

鹿児島の箕作り師   -時吉秀志

秋田のザク葺き職人  -雲雀佐太雄
「わからないかもしれない。わかるほどだと、削り過ぎなんだ」
「いちばん厳しく言われたのは、礼儀作法だなあ。兄貴分とか、同業の人たちに対する礼儀作法です」

茅葺きの屋根師    -熊谷貞好
伝統的檜皮葺き職人  -谷上勲

【感想】
目で覚える、見て覚える。
仕事(だけに)まっしぐらになる。
よいものを余さず使う。

こういった共通点とともに、例えば同じ船大工でも、川の船か海の船か。同じ川の船でもその川その川の深さや特徴にあわせて形や材質が変わっていくところに、手業を強く感じます。

同じ部分と違う部分を味わいながら、職人の仕事への誇りを感じられる本でした。

ランキング参加中。クリックいただけるとうれしいです。

テーマ : オススメの本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

tag : 手業に学べ 感想

「原発事故報道のウソから学ぶ」-著者の強い思いを。。

【読んだきっかけ】
原発問題について、問題意識をはっきりと持ち、様々な面からといかけるクレヨンハウス・ブックレットであること。そして、なにより著者が東京電力の報道姿勢に疑問を持ち、鋭く追及をした日隅氏であること。
この2点から読んでおくべきと思いました。

「原発事故報道のウソから学ぶ」
日隅一雄。クレヨンハウス。2012

【内容】
著者による、2012年4月の講演内容をまとめたもの。著者はその2ヵ月後に亡くなった。。

第1章 隠された情報―メルトダウンとSPEEDI
・事故直後の記者会見では、メルトダウンを認めた担当者が次々に変わるという不可解なことが行われた
・保安院は11日にはメルトダウンの可能性を認識していたはず
・政府は意図的に高線量データを公開しなかったし、マスメディアはSPEEDIについて取り上げなかった。市民に都合の悪いことは言わないという姿勢を示していた。

第2章 事故処理対応は適切だったか―海に流された汚染水
・汚染水の放出は、東京電力の意思によって行われたという点で、非常に重い意味を持つ。
・汚染水放出は、理由や責任も明確にされないまま行われた。また、大手マスメディアの記者は、それに対してなんら追求をしなかった

第3章 いまなお続く、低線量被ばくの問題
・暫定基準の決められ方や値について、不明瞭なまま決められてしまった

第4章 不自由な日本のマスメディア
・日本のマスメディアには編集の自由を守る仕組みがない
1)政府による直接的な放送行政により、政府が直接メディアに圧力をかけることができる
2)全国紙とテレビキー局の系列化
3)広告代理店の超巨大化

第5章 「主権」をわたしたちに取り戻すために
・主権者の5つの権利として
1)正しい情報を得る権利
2)実質的な自由が保障された選挙で投票する権利
3)政策決定に市民の声を反映させる権利
4)行政を監視する権利
5)主権者教育を受けたり、行う権利
が必要。それぞれに対し、著者の考える対応策を述べていく

第6章 Q&A 質疑応答

【感想】
なぜ、日本のマスメディアは東京電力や政府の発表内容をそのまま伝えるのか。発表内容しか伝えないのか。
著者の政府や東京電力の姿勢に対する批判的な疑問が、なぜマスメディアにはないのか。
読んでいると、著者の疑問、時に怒りを感じます。

どんな小さな形でも政治参加していくこと。
パブリックコメントでも、デモでも、投票でも何でもいいと思います。
主権者として生きようとすることが必要だとヒシヒシと感じました。

ランキング参加中。クリックいただけるとうれしいです。

テーマ : オススメの本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

tag : 原発事故報道のウソから学ぶ 感想

「A3」-メディアから社会全体へ視点が移り。。

【読んだきっかけ】
著者のオウム真理教に関する前作「A」(http://honnohon.blog137.fc2.com/blog-entry-505.html)を読んでいたので、この本を続けて読んでみました。

「A3」
森達也。インターナショナル。2010

【内容】
前作「A」では、オウム真理教の広報副部長・荒木浩に焦点をあてながら、オウム真理教を報道するマスメディアのあり方について深い考察が行われた。

本書では、1つの流れとしては、オウム関係者、あるいはその周囲にいる人々への丁寧なインタビューがあり、そこではオウム真理教の教祖・松本智津夫氏に関する、今まで報道されなかったような事実も明らかにされる。
諸幹部へのインタビューでは、なぜ彼らがサリン事件他を引き起こしたのかについて、決して本当にはわかることができないながらも、一歩でもその真実へ近づこうとする様子を読むことができる。

同時に、今の時点でオウム真理教に関する事件がどう扱われ(そしてどう忘れられ)ているかを、政治・司法・社会全体を含めて大きく考えている。

司法面では、主に松本智津夫氏に関する審理がどう進められているかを中心に、その問題点が述べられていく。
明らかに精神的に問題があると思われる松本氏に、なぜ適切な治療も行おうとせず死刑判決を急ぐのか。
そこには、無罪推定原則や適正手続き、罪刑法定主義という重要なテーゼを無視する司法と、それを肯定する社会の雰囲気が根底にあり、さらにはこの審理を裁判員制度への布石にしたいという司法の目論見もあるのではないかと著者は推測する。

また、行政(公安など)などには、その組織の存在意義を求めるために、必要以上にオウムの脅威を強調する面があり、またこれが破防法の適用の継続で支えられているのではないかと推測する。

そして、こういった動きに対し、自主的に取材や調査を行わず、関係機関からの発表資料だけを忠実に流すマスメディアの存在。事件性だけを求める社会といったところにまで著者の考察は入っていく。

【感想】
ここで問われているのはオウムではなく、私たちであり、そしてなにより「私」である。
それが、この本を読んでの一番の感想であり、すべてのような気がします。

ランキング参加中。クリックいただけるとうれしいです。

テーマ : オススメの本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

tag : A3 感想

「武蔵と柳生新陰流」-長岡房成を交点と見る書

【読んだきっかけ】
宮本武蔵と柳生新陰流に交流があったのではないかという話(宮本武蔵が名古屋に滞在していた期間が尾張柳生の柳生兵庫助の頃であり、両者が町中で遭遇したという話もあり)は聞いたことがあり、その詳細を知ることができるのか?と思い読んでみました。

「武蔵と柳生新陰流」
赤羽根龍夫、赤羽根大介。集英社新書。2012

【内容】
第一章 柳生新陰流と武蔵
それぞれの流儀の概要

・柳生新陰流の思想の確立者として、柳生宗矩(兵法家伝書に見られる活人剣の思想-大なる兵法へのつながり)を挙げる。ここには、徳川家光とのやや複雑な師弟関係が関わったと考えられる

・技法の確立者として、柳生十兵衛(相架け兵法の案出-神戸金七氏の柳生厳周からの聞き覚えより)を挙げる。

・宮本武蔵の技法の(初期の)特徴として、「兵道鏡」の多敵の位に書かれた技法を挙げる。

第二章 武蔵と尾張柳生の出会い
・尾張での宮本武蔵と柳生兵庫助との街中での出会いに関する逸話の紹介

・武蔵は尾張で円明流を伝えた。この円明流は、尾張貫流槍術の宗家に伝えられ、貫流も新陰流も学んだ神戸金七で再び出会い、名古屋の春風館道場に伝えられている

第三章 柳生と武蔵 身体技法の比較
・足の踏み方の共通。踵を強く踏む。つま先を軽くする(浮かす)

・腰を反らさない-身体にロックをかけてしまうのを防ぐため

・構えの共通点

・手首を使わず、身体全体の動きに刀が一緒になる

・違いは「先」の考え方にある。柳生新陰流ではとにかく相手に先をさせる。武蔵はただ待つのではなく積極的に攻めることで相手の動きを誘う。

第四章 柳生と武蔵の極意
・尾張柳生と武蔵の近似性を、柳生新陰流中興の祖、長岡房成の「刀法録」に読み取る。

・長岡房成が、今に伝わる柳生の「転(まろばし)」の考え方をまとめたのではないか。そして、そこに武蔵の考え方の影響が大きくあると考えるのが筆者の論である。

【感想】
2章、3章については面白く読むことが出来ました。

1章について若干疑問が残ったのが、なぜここであえて江戸柳生(宗矩、十兵衛)を思想・技法の確立者として強調しておく必要があるのかということです。為政者を思想的に支えたという重要性はあるものの、2章以降は尾張柳生と武蔵の関わりを中心に述べられていることもあり、なんとなく唐突な気がしました。

ランキング参加中。クリックいただけるとうれしいです。

テーマ : オススメの本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

tag : 武蔵と柳生新陰流 感想

ちょぴっとだけ更新おやすみします(~3/14)

去年の今頃のことを少し思い出し。。。

1週間ほど、ちょっとだけ更新とめます。

来週木曜日からは、また、いつものように。



今週読んだ本(2011/11/26-2011/12/02)

2011/11/26-2011/12/02に読んだ本です。
首都圏は急に寒くなってきました。

◆読んだきっかけは些細なことでしたが、結構はまってしまいました。
「数学的にありえない」上・下
アダム・ファウアー (著) , 矢口 誠 (訳)。文春文庫。2009


なんか、久しぶりにサスペンスものを読みました。
前半は確率/統計的な話を交えながら、後半は量子力学と哲学/宗教的な話を交えながら、ストーリー自体はサスペンス。それがうまく絡まって、一気に最後まで読んでしまいました。
主人公を助ける女性スパイが、システマというロシア武術を習った設定ということだけで読み始めたんですが。。。面白かったです。

◆気候が歴史を変えるわけではないが、重要な要素の1つである
「古代日本の気候と人びと」
吉野 正敏。学生社。2011

気候がどのように人々に影響を与えてきたか。古代日本を中心に、アジア諸国にまで考察を広げる本書は、気候が変わることを前提にした歴史の読み解き方を教えてくれる。別にまとめるつもりです。

◆認識の仕方をしなおすことで、不安を和らげる
「不安を希望に変える ハーバート流7つのレッスン」
スリニバサン・S・ ピレイ(著)、吉田 利子(訳)。早川書房。2011

不安や恐怖が脳のどういったところから湧き上がり、考え方や行動を束縛するか。不安や恐怖に対し、どのようにすれば対応できるかを、マインドマッピングという手段を使用しながら説明する。
別にまとめるつもりです。

◆原発報道にみるメディアの限界と、メディアへの期待
「原発報道とメディア」
武田徹。講談社。2011

福島原発事故後の報道を見ながら、過剰に一方向に偏りがちな姿勢(原発推進でも、脱原発でも)に対して、少し離れた視点で報道の状況を整理し、どういった視点(方法)が足りないかを書いています。原発報道というより、ジャーナリズム論として読むほうが内容に当てはまる気がします。別にまとめるつもりです。

◆つなみ被災地のこどもたちの作文
「つなみ 被災地のこども80人の作文集」
文藝春秋増刊 2011年 8月

読んでみてくださいとしか言えません。

◆からだにたいする認識が動きを変える
「オーボエモーション」
スティーヴン・カプラン (著), 小野ひとみ 他(訳)。春秋社。2011

楽器演奏において、奏者が自分の体に対する理解を正しくすることで動きがかわり、演奏が変わるということを実現するための方法書。別にまとめます。

◆今日くるかもしれない、といつまで思えるか。。。
「平成関東大震災」
福井晴敏。講談社。2007

ある日来るかもしれない関東大震災をシミュレートした小説です。
帰宅難民の部分が主で、章の間に現状や解説が挟まる形です。最後の部分はちょっと小説らしくて泣ける部分もあります。

ランキング参加中。クリックいただけるとうれしいです。
 

テーマ : オススメの本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

tag : 読書記録

しばらく更新停止します

しばらく更新をお休みします。
(とりあえず1週間程度を目処)

PCの使用を少し控えめにして、どれだけ効果があるかと言われればほとんどないですが。。。
気持ちだけでも。

プロフィール

ホンの本好き

Author:ホンの本好き
読んだ本からオススメの本を、半分備忘録的に記録します~

最新記事
カテゴリ
最新コメント
FC2カウンター
検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる