「片頭痛」−頭痛の時、何か読みたくなって

【読んだきっかけ】
私、ひどくはないのですが、季節の変わり目によく頭痛が出まして。。。
最近の気温の変動のせいか、最近少し頭痛が出ています。
で、たまたま頭痛の時に書棚で見かけたので、ついつい手にとってしまいました。

「片頭痛」
ドーン・A・マーカス (著), 大野 裕 (監修), 中里 京子 (訳) 。創元社。2012

【内容】
第1章 自分の片頭痛を知ろう
・片頭痛の特徴(頭の片側に生じる、ズキンズキンと脈打つよう、日常生活に支障をきたす、暗いところに行きたくなる、静かなところに行きたくなる、匂いに敏感になるなど)−全ての人が全部の特徴を持つわけではない

・片頭痛の引き金(ストレス、まぶしさ、食事を抜く、睡眠の変化、気候。。)と、何が原因かをつかむ難しさ(複合的であったり、必ず起こすとは限らないため)

・頭痛のメカニズム(引き金->神経伝達物質の放出->三叉神経核が活性化し->脳周辺の血管の拡張・刺激に対する感度を高めるなどの頭痛の症状を起こす。アロディニア(皮膚感覚などの敏感な状態)も起こることが多い


第2章 正しい診断を手にしよう
・医師の診断を受けるべき場合と、受けるときに必要な情報(頻度、どう感じるか、頭痛時に痛み以外の不快な症状があるか、頭痛をとめるためにどのような薬を飲んでいるか、など)

・片頭痛とそれ以外の頭痛(緊張型頭痛、薬物乱用頭痛、外傷後頭痛、群発頭痛)とそれらの症状の特徴

第3章 自分特有の症状と引き金を記録しよう
・頭痛ダイアリーをつけることで、自分の頭痛と引き金になりそうなことについて知る

第4章 急性期片頭痛の治療
・薬に含まれる成分や、効果の出方など

・首のエクササイズによる片頭痛緩和

第5章 予防のための薬物療法と非薬物療法
・片頭痛の予防薬の種類や効果

・頭痛ダイアリーを利用して、予防に役立てる(引き金となることを止めてみて、状況をモニター)

・食事と睡眠を規則正しくとる

・日常生活にストレッチ運動を組み込む(首、肩、うなじなどのストレッチの具体例)

・薬以外の療法

第6章 ストレス反応をコントロールしよう
・ストレスチェックと、何がストレスになるかを探し、それに対する反応を変えてみる

・リラクゼーションのためのテクニック(身体を部分的に緊張−弛緩させていく方法など)

・認知の歪みをあらためてみる

第7章 ビタミンとハーブを使おう
・頭痛に効果があると考えられるビタミンやハーブなどの紹介と注意事項(特に女性、子どもの場合の注意事項)

第8章 よりよく理解してもらうために
・医師にうまく理解してもらっていないと思う場合の、自分と医師のコミュニケーションの状態のチェック方法(具体的に、一度にあまり多くではなく、心配していることははっきりと聞く、など)

・職場や家族とのコミュニケーション

第9章 何も効かないように思えたとき
・「完治」は期待せず、治療法をじっくりと試していく。効いたら続ける。頭痛専門医に診てもらう

第10章 最新の片頭痛情報を手にしよう
・参考となる団体や資料など

・片頭痛の完治をうたったり、特定の製品や病院を勧めているもの、信じられない効果や副作用が全くないと言っているものには注意することが必要

【感想】
たまたま手に取った本ですが、(片)頭痛を理解するのに良い本だと思いました。
私自身の頭痛は、日常生活に支障はなく、また吐き気や感覚が過敏になることもないので、片頭痛ではないと思われますが、この本で紹介されている首などのストレッチを行ったところ、頭痛が軽くなりました。
(と言っても、効くときとあまり効果がないときがありますが。。。)

あまりひどいようだったら、やはり頭痛専門医に診てもらうのが一番なのかもしれませんが。。。

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tag : 片頭痛 感想

「考える鉛筆」−ある意味どうでもよく、ある意味どうでもよくなく

【読んだきっかけ】
地下鉄で読んでいたフリーペーパーの書評に出ていて知りました。
内容はよくわからないですが、どうも鉛筆愛に溢れた本らしい。。。では、その鉛筆愛をちょっと見てみようと読んでみました。

「考える鉛筆」
小日向 京。アスペクト。2012

【内容】
序章 鉛筆のすすめ
・ものごとを考える時に、頭の中の考えの流れと適切な関係を保つことができる「考える仲間」であるのが鉛筆。そして、自分と相性をあわせるため、好きなようにカスタマイズできることも鉛筆の魅力である。

第1章 鉛筆カスタマイズの愉しみ
・削る愉しみ−鉛筆の削りかすの「かす美」を愛でる(香り、削り器ごとの形)。削ることを愛でる(電動、手回し、削り器、ナイフ)
・刻印を入れる愉しみ
・握り方を変えてみる愉しみ

第2章 鉛筆の持ち運び
・キャップの各種や鉛筆入れの各種
・パーフェクトペンシルというファーバーカステル社の商品

第3章 そもそも、鉛筆って何?
・鉛筆の芯について(濃さと時間、筆記音)
・鉛筆の軸について(形、装飾、補助軸、消しゴム付きなど)

第4章 どこにでも書いてみよう
・鉛筆と対になる紙の様々
・敷き台の違いによる鉛筆の線の違い

最終章 思考の流れを邪魔しない鉛筆
・鉛筆はシャープペンシルと違い筆圧を高くしなくても書ける。書くことが苦痛なのは、高い筆圧を必要とする下敷きやシャープペンシルによってできた書き方のクセのためではないか。
・思考は鉛筆で自由になれる。それは、鉛筆は選択と使い方のカスタマイズが、他の筆記具に比べて格段に幅広いためである。この自由度が、思考の流れを止めず、さらには鉛筆自身の姿をかえながら、書く人にも自由さを与えるのである。

【感想】
安価なものから高価なものまで。種類は多くはありませんが、様々な削り器や鉛筆を、その特徴と共に伝えよウトする部分には、著者の鉛筆愛を感じます。

そして、鉛筆の自由度=道具の自由度が、思考の自由度を生み出すという著者の考えには面白さを感じました。

自分が道具にあわせるのではなく、道具を自分に合わせられる。そこから通常と違う思考の自由さが生まれる。鉛筆は自分に合わせられる道具であるという筆者の考えは、普段の生活では、道具の限定性というしばりの中で効率化を追求するという考え方とは対局にあるように思いました。

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「原発の後始末」−原発の今後を考える

【読んだきっかけ】
以前ご紹介した「原発のどこが危険か」(http://honnohon.blog137.fc2.com/blog-entry-222.html)の著者が、東京電力福島第一原発事故とその後の経緯を受けて書いた本です。
著者は、原子力産業に従事したこともある技術者ですが、現在は中立的・技術的な立場から発言をされている方で、福島原発事故の際はいち早くメルトダウンが起きていると思われることをメディアで発言しています。

「原発の後始末」
桜井淳。青春出版社。2012

【内容】
1章 福島第一原発事故の後始末
・冷温停止・原発事故収束宣言は政治的な判断であり、工学的な根拠は全くない。また、冷温停止状態は、これから30年以上にわたる事故の後始末の入口に過ぎない

・日本の場合、土地(狭い国土)の有効活用から原発の解体撤去方式をとっている(最終的に用地を更地に戻す)。福島第一原発の場合、事故炉ということもあり、作業完了には40年はかかると思われる。また、その費用は最低でも建設費と同額の1兆1千億円はかかると見積もられる。この費用は税金や電気料金の上乗せで国民が払っていくことになる。

・今現在も残る高い放射線量のため、炉内の状態や事故の原因ははっきりわからない状態が続いている。また、いつ放射能が漏出してもおかしくない状態である。

・原発への非常用電源車は起動失敗確率を考えると3台は設置すべき。また、月に一度の起動確認試験の義務化も望まれる。

・実際に解体作業に取り掛かれると思われるのは10年後。それまでは、自然災害やテロなどによる放射能の漏出が起きないように見守るしかない。また、解体作業が難航することも予想される(実際にドイツで解体が始まっているビュルガッセン原子力発電所では、当初の予定よりすでに7年遅れになる見込み。費用も大幅に増加している)

2章 除染作業という後始末
・場所によっては除染に30年以上かかる(山林など)という工程もある。これらの除染の作業費は東京電力や国が負担するが、結局電気量値上げや税金などの形で国民が支払っていくことになる。

・除去した放射性廃棄物の保管先がみつからない、管理できないことも問題となる

・核燃料サイクルが実現している国は存在しないし、実現できないと見込まれる

3章 奪われた生活への後始末
・今後、水への放射能汚染が発生しないか長期に渡り継続的に検査・管理していくことが重要

・原発のデメリットについては、これまで触れられてこなかった。燃料の濃縮ウラン生成過程でのCO2の排出、非常に長期にわたる放射性廃棄物の厳重な管理とそのための巨額な費用、ウランの価格高騰・枯渇などデメリットは様々ある。

・原発は安全、ということを強調するあまり、電力会社を始め原子力産業では危険性について触れないようにしてきた。これが、地震・津波への安全対策の不十分さにつながり、今回の福島第一原発事故の原因ともなっている。

・政府や東京電力が情報を隠す、正しく伝えないことが、国や東京電力への不信感を招いている

4章 これからの日本のための後始末
・放射性物質を含む汚染水の海洋投棄を統計上ゼロ扱いするという方針は、国際的に許されることでなく条約違反でもある。一刻も早くやめるべき

・原発が全て止まっても必要な発電量は維持できると考えられる。個々人の生活における電力の使い方の見直しも必要である。

・放射能の無害化(オメガ計画)は、実用化には時間がかかるし、費用を考えると中止となる可能性も高い

・海洋投棄や冷温停止宣言など、国際的に見て許されないようなことを政府・東京電力は続けている。これが、日本の信用を対外的に失わせていくことになる

5章 残された課題の後始末
・低線量被曝の影響は科学的には解明できていない。そうである以上、わからないのであればリスクを回避すべきであり、そのためには比例モデルを採用すべきと考える

・真実が解明できるまで徹底的に原因究明を行い、結果を正しく公表することが今の日本に最も必要である。

【感想】
読み進むにつれ、なぜ日本で原発がこれほどまで推進されてきたのかだんだんと怒りのような気持ちがわいてきました。
最終的な処分方法が決まっていないにもかかわらず、放射性廃棄物は増えていくという仕組み。
誤った方向に進んでいることがわかっていながら、安全とばかり言い続ける原子力産業。
突き詰めれば、今まで何もしてこなかった自分自身への怒りなのかもしれません。

原発がどういう問題を抱えた存在かと言うことを分かりやすく知ることができる本です。

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tag : 原発の後始末 感想

今週読んだ本(2012/05/05-2012/05/11)

2012/5/5-5/11に読んだ本です。
不安定な天気が続き、働いているところでは雹まで降ってきました。
温かくなったり寒くなったりなので、体調には気をつけたいと思います。
さて、今週読んだ本です。

◆2012本屋大賞も納得
「舟を編む」
三浦しをん。光文社。2011

辞書編集部の個性豊かな面々と辞書・言葉への愛情を紡ぐ小説。2012年度の本屋大賞第一位も納得です。
別にまとめました(http://honnohon.blog137.fc2.com/blog-entry-463.html)

◆昔読んだ作品をもう一度
「グレート・ギャツビー」
フランシス・スコット フィッツジェラルド (著), 村上 春樹 (訳)。中央公論社。2006(愛蔵版)

たぶん高校生の頃に一度読んでいますが、その時は格好つけためだけの読書で内容は覚えておらず。。
改めて読み直しました。

「「読み」の整理学」
外山 滋比古。ちくま文庫。2007

読み出してから、あぁ、前に読んだことがあったと思い出しました。読むことを、既知・わかることを読むアルファ読みと、未知・わからないこと・わからないまま読むベータ読みに分け、ベータ読みの必要性を示すもの。
「考えながら読むこと」を避けてしまいがちな自分の読書を考えると、ベータ読みが不足していると反省します。

◆政治とは誰のものかを考えてみたく
「「主権者」は誰か 原発事故から考える」
日隅 一雄。岩波ブックレット。2012

日本国憲法にもある国民主権が実際にはどういう状況か。東京電力福島第一原発事故に関する情報隠蔽などで必要な情報が奪われ、政治家・司法・官僚は国民ではなく、それぞれの持つ利権であったり他の権威に対してしか向こうとしない。薄い本ですが、書かれていることはとても重要なことだと思います。

「政治主導 官僚制を問いなおす」
新藤宗幸。ちくま新書。2012

官僚主導から政治主導という掛け声と、実際に行われたことを自民党政権−民主党政権を通じて検証し、官僚制について考えなおす。福島第一原発事故後の対応において、官僚不信により、かえって混乱を招いてしまった菅首相については、どう考えるのがよいのか。。。

◆福島第一原発事故の後始末をQAを混ぜながらわかりやすく考察
「原発の後始末 脱原発を加速させる必要条件 」
桜井 淳。青春新書。2012

原発事故および日本の原発のこれからの後始末を広く考察する内容。別にまとめます。

◆ミスを招く要因など
「現場事故を防ぐ「不注意の心理学」」
山下 富美代。日刊建設工業新聞社。2012

製造現場などでミスを発生させる要因や対処方法などをまとめた内容。工場などで注意喚起のためのポスターが、例えば帽子・ヘルメットをかぶっている現場の人には見えにくい上に貼ってあると注意されないなど、なるほどと思う事例もありました。

◆雇用に関する様々なことを法学と経済学それぞれの立場から考える
「法と経済で読みとく雇用の世界」
大内 伸哉, 川口 大司 (著)。有斐閣。2012

雇用に関する様々な問題(新卒採用抑制や、サービス残業、賃金、解雇など)を、法学の立場から見た場合、経済学の立場から見た場合それぞれから解説する。各章の最初にある雇用にまつわる問題を考えるための小説が、ちょっと学術書に載るような内容でなく(登場人物が不倫関係にあるとか、仕事を辞める事になりなかなか就業できなかったりとか。。)そちらの印象が強く残りすぎるかもしれません。

◆今の日本にこそ不世出の素晴らしい人々を紹介したいという著者の願い
「知られざる日本の偉人たち」
河合 敦。だいわ文庫。2012

個人的には、幕末の紀州藩の藩政・軍制改革を行った津田出が印象に残りました。
悪化している財政状況の公開による藩内での危機感共有。上層部に対しより厳しい出費抑制。必要と思われる組織(この時期の紀州としては軍)の改革推進。今の日本において、政治・経営様々な面で参考にできる部分が多いのではないかと思います。

◆鮪と人の関わりを広範囲にわたり記述
「鮪 (ものと人間の文化史)」
田辺悟。法政大学出版局。2012

別にまとめました(http://honnohon.blog137.fc2.com/blog-entry-462.html)

◆生命の創造的な知を、真剣勝負(剣術)の場に見る
「生命知としての場の論理」
清水 博。中公新書。1996

生命、自己、場に関しての著者の考察と、それが日本において端的に表れた場所=真剣勝負で発達した剣術での具現を読み解く内容。別にまとめます。

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「剣道教本」−剣道が生まれた頃の教本

【読んだきっかけ】
剣術を3年ほど前から習い始め、剣術・剣道に興味を持つようになりました。
著者が「昭和の剣聖」と呼ばれた高野佐三郎であったため、読んでみました。

「剣道教本」(1930年発刊の上・下巻を合本した復刻本)
高野佐三郎。島津書房。1991
剣道教本

【内容】
上巻
第一章 剣道の目的
・剣道の目的は心身の鍛錬。心身の鍛錬は別々のものでなく、一つのものであり、それなりの年数の稽古ととともに、熱心さと努力によって効果が得られるものである

第二章 基本練習
・姿勢、礼、構え、抜刀・納刀、撃ち方の基本を解説

第三章 対敵練習
・対敵練習の効用、稽古着・道具の着用法、練習場の注意(上級者に対して懸命に奮闘せよ、同級者とは馴れ合いになるな、など)、切り返し、撃ち込み

第四章 練習の心得
・気合を込め、数多く、撃たれることを恐れず行うこと
・道場での礼儀作法
・他人の練習や仕合を見るときに注意し観察すること、研究工夫をすること
・衛生上の注意

第五章 技術の基礎
・正しい姿勢の必要性、足の踏み方や運足、刀の持ち方、目付け(視線を固定せず遠山を見るように、剣尖・拳の二点を注意して、など)、剣尖を活かす

第六章 仕合心得
・仕合に関する心構えや注意、作法など
・鍔競合になったときの対応方法、体当たりの方法、組打ちの方法など

第七章 諸種の運動競技と剣道

第八章 技術の活用
・間合いについて(距離、敵より遠く我より近く)
・敵の起こりを抑えること、三殺法(刀を殺す、技を殺す、気を殺す)、剣を踏む
・撃つべき好機(敵の虚、起こり、敵に猜疑心が動いた時、居付き、あせり、技が尽きた、剣尖が下がった)

第九章 剣道の体育的価値

第十章 剣道身 剣道心

下巻 
第一章 武士道と剣道

第二章 技法五十種
・面、篭手、胴それぞれへの技法

第三章 下級者指導の心得

第四章 帝国剣道形
・帝国剣道形、小太刀形を図解とともに説明

第五章 真剣勝負およびその他の心得
・踏み込む、相打ちの勝ち、無刀や小太刀の時の心得(使えるものは何でも使い勝つ)、他の武器に対する戦い方、地形などの注意、道などのすれ違いで敵を左に見ること(右手を押さえられないように)、居合いついて

第六章 剣道精理 上
・先について、防ぐことはない(防ぐは撃つの一手段−防ぐやかわすは同時に撃つ)、立会いの工夫、心の工夫など

第七章 剣道精理 下
・四戒(驚、懼、疑、惑)、心を止めない、隙について、残心、気合についてなど

第八章 剣道の歴史
第九章 日本刀
第十章 剣道と悟道

【感想】
技、稽古方法から心の持ちようまで幅広く書かれており、また実際の戦いに備えての心の持ちようを随所に伺うことができます。
書かれた当時の時代的な背景もあるので、馴染みの無い部分もありますが、面白く読むことができました。

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tag : 剣道教本 高野佐三郎 感想

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