FC2ブログ

『老いた親へのイラッとする気持ちがスーッと消える本』(永岡書店)

老いが頭や体に与える影響についてを知ることで、親だけでなく、あるいは他人だけでなく、少しだけ自分自身の気持ちを楽にできる。そんな老いと老いの影響に付き合うためのコツを書く本。

榎本 睦郎 『老いた親へのイラッとする気持ちがスーッと消える本』永岡書店。2018

老年病科(高齢診療科)で長年にわたり高齢者専門の医師として従事してきた著者。
そんな著者が、「老化」に対する認識や知識のギャップが家族や本人自身を苦しめていることから、高齢者にありがちな行動を医療的な視点から解説し、対処法を示す。
老化現象による親の衰えが気になる家族/定年を迎え、自分の老化に不安を感じる方/仕事などで高齢者とかかわることが多い方に向けて書かれた本。

まず、序章では、老いた親と上手につきあうルールとして次の5つが書かれる。
1.ダメ出しをせず、ほめる-様々な衰えが原因であり弱点はクリアできない可能性が高い。だから、得意なこと・長所をほめる
2.寄り添う-本人自身が不安である。その不安な気持ちに寄り添う
3.ポジティブな声かけ-高齢者へのアドバイスは、指示ではなく好意的な声かけを選ぶ
4.役割を確保する-役割を確保することで高齢者の自信につながる
5.楽しむ時間を作る-趣味を持つことは、頭や体への働きかけをうむ

1章では、高齢者の主に心や人格、記憶など頭に関する症状について書かれる。
老人は脳の前頭前野の機能の衰えにより、知的活動が衰えたり感情のコントロールができなくなる。これは老化によるものでどうしようもないのであることを受け入れることが必要。その上で、真正面からぶつかるのではなく、いったん距離をとるなど落ち着いた上で肯定的に話しかける。

2章では、高齢者の行いがちな行動についてまとめられる。
エネルギーの低下や、排泄の問題などで行動範囲がせまくなったりする。エネルギーがまだある午前中や、トイレの位置確認などで行動が行えるようにする。
また、もの取られ妄想は認知症移行の一歩手前であり、一時的なモノと考え、否定せず一緒に探すなどで安心させるとよい。

3章では、高齢者の感覚や体の機能の衰えが、高齢者の生活に与える変化を書く。
味覚の衰えや聴力の低下が、それまでと違った行動を生むことがある。こういったことを知っておくことで、行動の変化にあわてないで対処できる。

テーマ : オススメの本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

tag : 老いた親へのイラッとする気持ちがスーッと消える本

プロフィール

ホンの本好き

Author:ホンの本好き
読んだ本からオススメの本を、半分備忘録的に記録します~

最新記事
カテゴリ
最新コメント
FC2カウンター
検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる