『少しだけ「政治」を考えよう!  若者が変える社会』 松柏社

政治を変えるわけではなく、政治を考える。
市民(シティズン)として、社会・政治に関わるためのシティズンシップ教育として、フェリス女学院大学で行われた複数の同学院の教員やゲストによって行われた講義の講義録。

島村輝、小ヶ谷千穂、渡辺信二(編著) 『少しだけ「政治」を考えよう!  若者が変える社会』 松柏社。2018


第1章 私たちの私たちによる私たちのための政治
政治に関心を持つ意味、必要性をまとめる。憲法に従った政治を政治家に求めることと選挙権をきちんと行使することの重要性を示す。

第2章 頼りにならない日本の裁判所
日本における司法の独立性の弱さを制度面から示す(人事権、任期、給与体系等)

第3章 人権問題としてのカルトそしてマインド・コントロール
大学におけるカルトの問題を、学生だけでなく学校の問題としても捉える

第4章 歴史をつくる若者たち 近現代社会における学生というエージェント
1960年代アメリカの学生運動を取り上げ、それぞれの学生運動の共通点と違いなどを述べながら、学生が社会を変化させる主体=エージェントになりうることを示す

第5章 第二の誕生と公共空間 なくてはならない他者の存在
アーレントによる第二の誕生として位置づけられる公共への参加はどういうものかを示す

第6章 「ブラック社会」を生き抜く知恵 『蟹工船』10の名文句
蟹工船がブームとなった背景を見ながら、蟹工船の世界と現代のブラック社会の共通点・相違点を見る

第7章 近代民主主義と市民 日米文化比較の観点から
人文学が社会において持つ意味を、日米(日欧)の違いから読む

第8章 ベートーヴェンとショパン、自由への行程
音楽に表れる自由を2人の作曲家の背景と作品から解く

第9章 女性の身体をめぐる闘い ワイマール共和国時代ドイツ、妊娠中絶禁止法と女性たち
国家が女性を管理する。戦時中に表れた同法と抵抗からその思惑や拒否を考える

第10章 ピープル・パワーとスチューデント・パワー 路上とキャンパスから政治が変わる
フィリピンに見られるラリー文化を見ながら、声をきちんと上げることや見てみぬふりをしないことの重要性を示す

第11章 女性の「性」が大切にされる社会にするには 日本軍「慰安婦」問題と性教育
性教育へのバッシングを考えながら、性と社会について考察する

第12章 For Others「他者のために」の精神を
卒業生による社会活動の事例としてゲストによる取り組みを示す

テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

tag : 少しだけ「政治」を考えよう!

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読んだ本からオススメの本を、半分備忘録的に記録します~

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